「スイカ」の原理を創った男:特許をめぐる松下昭の闘いの軌跡

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  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535519855

感想・レビュー・書評

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  • 権利化迄に19年かかったことについては、結局のところ、手続きが下手過ぎたことによるもので、単に上手くやればもっとずっと早く望みが叶ったようである。
    著者も含め、主観的で客観性のない考えに固執しっぱなしなし。恣意的で(気遣いされた)引用で正当性を主張しようとしているが、妥当性に欠ける論調一辺倒で説得力に劣る。

  • 研究と産業分野での開発を融合させ、日本の技術成長を支えてきた松下昭氏の評伝としては、非常に面白い作品。

    ただ、後半の特許をめぐるあれこれについては、著者のバイアスがかかりすぎていて、少々辟易する。特許審査のありかたについての問題提起は傾聴に値するが、結果的に技術の核心を押さえる形で特許を取れなかった以上、その後の結果にはやむを得ないところもあった、と言うべきではないか。専門家と早期に連携することの重要性を理解するための教訓とも読める内容である。

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『沖縄返還と密使・密約外交』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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