- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535562035
感想・レビュー・書評
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子どもの性虐待についての聞き取りはとてもデリケート。一回で済ませられる司法面接制度が日本にも定着したらいいな
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虐待被害、とくに性虐待が疑われるときに、子どもにどのように聞けばいいのか、具体的な指針が示されている。
翻訳本なので、子どもの面接場面を撮ったビデオが法廷で証拠として使われることもあるという記載もあり、日本とは異なる側面もあるが、大変役に立つ本だと思う。
オープンクエスチョン→クローズドクエスチョン→オープンクエスチョンの流れは、虐待被害に限らず応用可能。とても参考になった。 -
原著は相当難解だとのことですが、訳者の皆さんが読みやすく意訳して書いてくださっています。原著も当りたいところですが時間の制約を感じますのでとりあえずこちらで。値段的にも安くて手頃、リファレンスがないので読み込むというよりはとっかかりとして読むといいのかもしれません。そういう意味では良い本だと思います。
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仕事でお世話になった人がブログで紹介していたので読んでみる。
虐待児童などから証言を引き出す事の難しさが事細かに記されている。児童の証言に曖昧な点があれば裁判で証言が検討され、覆され、結局のところ被害児童にまたつらい思いをさせることになる。
本書はそれを防ぐための、信頼関係の気づき方や、児童特有の世界認識を理解することの大切さなどを説く。
もちろん仕事に応用はできないが、こういうことをきちんと調査している人がいるということは心強い。