変わりゆく思春期の心理と病理: 物語れない・生き方がわからない若者たち
- 日本評論社 (2007年3月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535562516
作品紹介・あらすじ
「失われた社会図式」「延長する幼児期」などのキーワードを駆使しながら、気鋭の精神科医が、若者たちの不思議な、揺れ動く心性を読み解く。
感想・レビュー・書評
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精神分析や臨床心理の立場からの現代思春期論。「社会図式の喪失」という説明構図はまあまあ納得させられる。最後に、新たな若者のよさ、を肯定的にとらえている部分については賛否半々というところだろうか。このような若者像についての大人たちの意見が一致しない、というところが現代日本の難しいところだろう。
もう一つ気になるのは、このような若者像は現代日本だけのものなのか、豊かな経済社会に共通するものなのか。この本にそこまで求めるのは筋違いかもしれないが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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