作品紹介・あらすじ
公教育の目的は、対話の力をもった市民を育み、民主社会の基礎をつくること。そのためにどんな学校文化が必要か、力強く提言!
感想・レビュー・書評
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公教育は代議制民主主義を支える土台である。
民主主義とは?みんなが生きたいように生きられるようにするために、認め合い、話し合いながらより良い社会にしていこうという共同体の中の理念。
自由とは?フリーダムとリバティ。解放ではなく、自由。壊して終わりではない。みんなで作り上げていくもの。
3Rから5Cへ。コミュニケーション、コーポレーション、クリティカルシンキング、クリエイティビティ、シティズンシップ。
任せてブー垂れる社会という批判。まさにこれ。世の中こればかり。そうではなくて、自分たちでやっていく、社会は変えられるんだという意識。これをいかに形成するか。そのためには公教育の力が必要。
自由という理念のもと、いろいろ違うみんなで作り上げていく場が公教育であって欲しい。大人も子ども意識を変えなくてはならない。
そして、学習の中心には探究がないといけない。
探究することこそ、学ぶこと。そのためには自分ができること、それは授業を探究的なものにすること。学校で完結しない学び。やらされでなく、自分で課題を見つけて探究していく自走する学習者をになりたい。なって欲しい。
一貫した理念のもと、日本の世界の未来を見据えた本であった。もっとたくさんの人、特に本を読まない人、管理する側の人などにも読んで欲しいなと思ったけど、読まない人は読まないし、正直従順にやらされが楽で良い人も多いよな…という嘆き。結局のところ難しいが、自分の最近の関心にはマッチしていた。
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