AI時代を切りひらく算数 「理解」と「応用」を大切にする6年間の学び

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  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535788763

作品紹介・あらすじ

佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦!

「算数と数学の勉強の仕方がよくわかる。

芳沢光雄先生にしか書けない、

数学嫌いの真理をよく踏まえた本」



「分数ができない大学生」や「%が分からない大学生」は、

小学校算数の「やり方」の暗記に原因がある!



長年にわたり算数・数学教育に携わってきた著者が、

中学や高校数学の立て直しだけでは手遅れと感じ、

「理解」と「応用」を大切にした

小学校6年間の算数の新しい学びを示します。



◎本文(第1章3節)より抜粋

算数・数学は「数」という客観的なものを用いて,

物事を論理的にしっかり説明する力を育みます.

グローバル化やAIの時代には,この力は益々

必要なものになります.その力は,

「理屈はどうでも,適当に答えを当てればいいじゃないか」

という考えではほとんど育まれません.

「論理的に一歩ずつ積み上げて答えを導く」

という考えをもってこそ,その力は育まれるのです.

もう一つは,

「算数なんかは,理屈はどうでも,適当に答えを

当てればいいじゃないか」

という考えは,

「算数・数学は『やり方』を覚えて真似をする教科である」

という短絡的な発想に陥って問題を取り組んでしまうことに繋がります.

感想・レビュー・書評

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  • 算数の考え方というか、データとしてくる数字に対する捉え方って、デジタルな技術が進歩してくる中で、計算力ではなく、把握するチカラが必要になってきますね。これって大体、こんな流れなんじゃぁないのかなってのは、必要で、細かい計算はパソコンさんが頑張ってくれます。それを捉えるためのテーマとしてのタイトルは秀逸ですね。

  • 1. 処理することではなく、「理解すること」
    2. 理解の次には「応用」
    3. プログラミング言語を学ぶ上で国語の作文、数学の証明で全文を書く練習がkeyになる

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著者プロフィール

芳沢 光雄(よしざわ・みつお):1953年東京都生まれ。東京理科大学理学部教授、桜美林大学リベラルアーツ学群教授などを歴任し、現在は桜美林大学名誉教授。理学博士。国家公務員採用I種試験専門委員(判断・数的推理分野)、日本数学会評議員、日本数学教育学会理事も歴任。著書に『新体系・大学数学入門の教科書』『新体系・高校数学の教科書』『新体系・中学数学の教科書』(各上下)(講談社ブルーバックス)『中学生から大人まで楽しめる 算数・数学間違い探し』(講談社+α新書)『AI時代に生きる数学力の鍛え方』(東洋経済新報社)など多数。

「2024年 『数学の苦手が好きに変わるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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