- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535789012
作品紹介・あらすじ
一般相対論の基本的な考え方を伝授する。最新の話題である重力波とブラックホール撮像に関する計算を加筆して改訂版とした。
感想・レビュー・書評
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一般相対論の入門書。友人と行った自主ゼミで用いた。週一×3ヶ月で読了。
まず2章で、「幾何学的対象としての物理量が先にあり、共変ベクトルとか反変ベクトルとかいうのは違う表し方をしているに過ぎない」とハッキリ書いてくれている時点で気に入った。というのは、別の本で勉強したときには理解が曖昧で、結局それらが何を表しているのかが分からなかったということがあったからだ。(この辺りの理解に関しては、僕が実際読んだ本でいえば『線形代数の世界』や『多様体の基礎』など、数学の本も結構役に立つ気がする。)
前半は一般相対論の理論的枠組みの解説で、後半は応用的な話題を扱っている。前半は真面目にやったが、後半は正直適当になってしまったので、そのうちもう一回読むと思う。
理学書は一冊で¥5000なんて本もざらなのに、本書は¥2000でお財布にも優しい(笑)。章末問題もかなりの問題数があり、詳しい解説も付いている。
書名にもある通り、あくまで「一般」相対論の本なので、特殊相対論は別に勉強する必要がある(1章で一応サラッと説明してくれてはいるが、流石に不十分だろうと思う)。
1 ニュートン力学から特殊相対論へ
2 一般相対性原理とその数学的表現
3 測地線方程式
4 重力場の方程式
5 シュワルツシルト時空とブラックホール
6 相対論的宇宙モデル
7 重力波
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電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000091137(学外からのアクセス方法:1.画面に表示される[学認アカウントをお持ちの方はこちら]をクリック→2.[所属機関の選択]で 神戸大学 を選んで、[選択]をクリック→3.情報基盤センターのID/PWでログイン)【推薦コメント:一般相対性理論を説明した本の中では、かなり新しい方で最新の研究も取り入れており、かつ分かりやすいため。】
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