酒のほそ道 8 (ニチブンコミックス)

  • 日本文芸社
4.10
  • (4)
  • (3)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537099645

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「第17話 ペンションで…」
    こんな奥さんがいたら面白いけど
    たぶん漫画にしかいないでしょう。

    「第21話 新蕎麦」
    ときどき昼に蕎麦屋に入ると、私みたいに女一人が必ずいるし、
    確かに一人でシニア男性がビール飲んでいる姿をよく見かけます。
    仕事途中の会社員の中には「いつか自分も」と憧れている人もいて、引き継がれているのかもしれません。
    それにしても、「日課」なのかなぁ?

  • 昭和30年代の本に「訪問の際に、手土産に迷ったら玉子を持参すると喜ばれます」と書かれていたことに著者のラズウェル細木氏は驚いているのだが、この巻も初版から20年超。いろいろ時代を感じるくだりがあった。

    例えば、「ボジョレー・ヌーボー」。広く知られるようになったのは、バブルの頃だろうか。今となってはなんであんなにありがたがっていたのか。そういえば、2000年頃はそんな空気がまだ残っていた。

    ビール会社が提供する生ビール・サーバーも。「当たる懸賞があって大人気だそうな」とあるように、結構ありがたがっていた。今や箱買いすると超小型のビールサーバーがついてくる(毎年のようにモデルチェンジしていて、年々便利になっている)。当時より、だいぶありがたみがなくなったかも。

    野菜や果物がなんでもかんでも甘くなりだしたのも2000年ごろか。「近頃、フルーツトマトとか言って、めっぽう糖度の高い甘いトマトがもてはやされているようだが、実にケシカランことだ」と憤っている。そういば、出始めの青いミカンも最近は結構甘くて風情がない。

    あとがきが『孤独のグルメ』原作者の久住昌之氏で、ちょっとした“異種格闘技戦”の感あり。

  • 粋な酒飲みになりたいと思うのは、年齢のせいなのだろうか。面白い。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

ラズウェル細木(ラズウェル・ほそき)
漫画家であり、大のジャズファン、レコードコレクター。
ペンネームの由来は、トロンボーン奏者ラズウェル・ラッドと、大学卒業後にアルバ
イトしていた出版社でお世話になった「細木さん」から。好物は日本酒とウナギの蒲
焼き。人類初のうなぎ漫画『う』(講談社)も話題に。2012年、『酒のほそ道』(日本
文芸社)などにより第16回手塚治虫文化賞短編賞受賞。『ラズウェル細木のブルー
ノート道案内』『ラズウェル細木のマンガはじめてのジャズ教室』(ともにDU
BOOKS)など多数。

「2013年 『ラズウェル細木のマンガはじめてのジャズ教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ラズウェル細木の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×