お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。 (ニチブンコミックス)
- 日本文芸社 (2013年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537130072
感想・レビュー・書評
-
同作者の「ふかふかダンジョン攻略記」と「科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌」が面白かったので、遡ってみました。
地下を統べる魔王(外道)が、地上の人間界に単身侵攻する話。
1巻ということで、まだ始まったばかりで本作の魅力を掴めていない状態です。
多少エログロはありますが、描写はかなり抑えられていて、今後もエッセンスとして入ってくる感じなのかな。
本作作者はいつも2、3巻あたりからエンジン掛かってくる印象なので、ひとまず続きを読んでみようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
代々魔界を統治している魔王の14代目が「与えられた地位ではなく自らの手で何かを成し遂げたい」と願って人間界侵攻を始めた、というおはなし。
ファンタジーRPGの世界を現実に即して(かなりシニカルに)解釈した異色のファンタジー作品『天空の扉』を連載中のKAKERU原作、ということで購入。魔王らしく攻撃特化の魔法を使うかといえばそうではなく、「設置型の罠を作成する」「味方の魔物を召喚する」みたいな間接系魔法を主として、頭脳戦で人間界侵略を進めてゆく、というKAKERU節全開なストーリーと設定は、あいかわらず魅力的。『天空の扉』と比べると作画が別にいる分、絵はかなりマイルドめになってるけど、内容的にはそこそこグロめだから、好みは分かれるかも。
このひとのRPG世界の独特のとらえ方とアプローチの仕方はすごく好みなので、『天空の扉』とあわせて次巻も買おう。 -
王道RPGを魔王方面から描いた感じ?
(これよりネタばれ含む)
1話目から「王さま殺して城盗る」、「王女犯す」、「王女のメイド洗脳する」などなど激しい内容。2話目では勇者のように登場した騎士を瞬殺、3話目では・・・と容赦無く魔王無双漫画でした。
最後の方で「勇者」が現れる兆しを見せているから、今後は勇者が登場してってな話になるのかな?続きも早く見たいぜ。 -
勇者もののRPGを魔物側の立場でコミック化と言った感じ。痛快で楽しい反面、人間が悲惨すぎて大変なことに。会社で疲れたヤサグレた心を癒す清涼剤でしたよ、私には(笑)。万人にはお勧めしません。全然救われない話なので。