樫村一家の夜明け (ニチブンコミックス)

  • 日本文芸社
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本棚登録 : 85
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537145403

作品紹介・あらすじ

長年引きこもり生活を送っていた樫村家の長男・タダシは一念発起し、人生をやり直す事を家族に伝えようと
10数年ぶりにリビングに降りてきた。が、そこで目にした驚愕の景色とはー-。
表題作「樫村一家の夜明け」を筆頭に、人生の苦難に向き合い戦う者達を描いた、岡村星と沙村弘明、奇跡の合作短編集!!

感想・レビュー・書評

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  • 岡村星と沙村広明の合作短編集。なんでこの二人が?岡村星って誰?と思ったものの沙村広明の名前に釣られて購入。

    夫婦なんですね、この二人。あとがきで知りました。まんまと思惑にひっかかってしまいました。まあ、面白かったのでよし。

    表題作は、引きこもりの長男が社会復帰する第一歩を描いているのだけど、バイオレンスすぎる。今まで引きこもっていた狭い自分だけの世界から、広い世界へ踏み出す一歩。いや、踏み出した先がちょっとさあ。
    変化が急すぎて、びびったりたじろいだりしている暇がなかったのが、結果的に良かったのかな。展開のスピード感を重視したのだろうけど。

    その後、長男は順調に社会に適合しながら生活しているようで何よりです。表紙にはいないけども。父親と長女のその後も見たいけれど、彼らの生活は「樫原一家の夜明け」というタイトルにはそぐわないような気がする。長男の生活が変わったことが「夜明け」であるので、父親と長女にとっては何度も繰り返している毎日に過ぎないからか。長男の変化があってこその「一家」ではあるけども。
    じゃあ、表紙に書いてくれればいいのにね。好みじゃないんだろうね、夫婦共に。

  • 普段あまり踏み入れない書店の漫画コーナーを彷徨っている時に、出会った一冊です。表紙の絵の雰囲気と裏面に書いてある「人生の苦難に向き合い戦う者達を描いた、岡村星と沙村広明、奇跡の合作短編集!!」を読み、購入を決めました。
    3作品が収録されており、どの話も私の想像を超える出来事が展開され見応えありました。あとがきを読むと、作者お二人はご夫婦なのですね。知りませんでした。
    時を忘れるひとときを得ました。ありがとうございました。

  • 「ええっ?!」ってなるシーンが5回あった。

  • どこを直したのかビフォーアフターが見たくなったけど
    それは話とは関係ないし
    舞台裏だから見せたくないだろうな…

  • 岡村星・沙村広明夫妻の合作漫画。
    表題作はネームを岡村星、作画が沙村広明だが、残りの「アンチドレス」。「ミッシングコード」は岡村星が作画を担当しており沙村広明の手がどれほど入っているのかは不明? 合作なのは表題作だけなんだろうか?

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著者プロフィール

漫画家。福岡県出身。獅子座のO型。2002年、伝統と実績を誇る「某名門漫画誌」の新人賞で3回連続「準入選」を受賞。その後、掲載歴のないまま2008年、今はなき講談社のデジタル配信レーベル「MiChao!(ミチャオ)」にて携帯サイトおよびPC配信を通じたデビューを果たす。2010年『誘爆発作』が少年シリウス別冊「ネメシス」の1号に掲載され、遂に紙媒体デビュー。翌年発売された単行本の1~2巻が、目利き早耳の漫画読みから注目を受け、静かな評判を呼ぶ。その後も情報誌などで「注目作」として取り上げられるなど、徐々に評価の高まりゆく昨今である。好きな異性のタイプは「関取」。好きな作家/アーティストはジャック・ケッチャム、古井由吉、クリス・カニンガムなど。他の作品に『ラブラブエイリアン』1~2(日本文芸社/刊)がある。

「2015年 『誘爆発作(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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