ドイツ流 美的シンプル生活(ライフ)のすすめ

著者 :
  • 日本文芸社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537257199

作品紹介・あらすじ

「簡単、キレイ!」な掃除・収納、キッチン仕事の知恵と技。ドイツ流家事術「沖マジック」でゆとりある快適な暮らしを。

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気自己啓発本とでもいったところか。掃除について何冊か本を出している沖幸子女史の,ドイツ在住時のエピソードを中心とした一冊。
    無駄遣いをせず,良いものを長く使うシンプルライフ。現在はやっているこの考え方を,ドイツでのエピソードに絡めて紹介している。

    もちろんドイツ人が全員こうであるというはずもないので,いささか共同幻想のような印象を受けた。しかし嫌いではない。冒頭で雰囲気自己啓発と書いたが,まるで一冊のエッセーやファンタジィ小説を読んだような読後感である。いつのまにか自分も,ゆるやかな時間の流れに身を置き,木製家具のあたたかみや木漏れ日に包まれているような。不思議と自分も「こうなりたい」と思わせるような,そんなあたたかい気持ちになった。他人には勧めづらいが,個人的には好きな一冊である。

  •  筆者の沖幸子さんが、北ドイツで暮らされた経験からドイツ流のシンプル生活を紹介。

     たとえば、こまめに拭き掃除をして汚れをためないこと、自分の生活に余計なものをため込まないこと、などなど。
     特に、見えなくても定期的に掃除する、瞬間的についている汚れをすぐに落とす、というのは大切だと思いました。水回り、バストイレなども、使用後は綺麗に水を拭き取るとのこと。また、ドイツの人々は、外からどのように見られているか配慮し、家の外観、玄関やそこまでのアプローチを綺麗にし、花をたくさん植えて飾るそうです。
     いつも空気(Luft)の通りの良い部屋にしていて、掃除も、決まった時間に決まった量だけ、きちんとやるそうです。毎日の習慣にしてしまえば、それが当たり前になるとも。
     うちの汚れがたまった流し台とかガス台とか、汚してしまうと本当に落ちません。家の中も外もひどいことになっています。反省です。

     それから、ワードローブなど、自分の洋服をしっかり把握し、最低限必要な分だけでやりくりする、無駄に流行を追わないなど、堅実なドイツ人女性のスタイルは是非真似したいと感じました。ケチなのではなく、堅実に無駄を排除する、そういう姿勢は、断捨離などにも通じるものがあるかなあと個人的に思います。

  • 楽しみなが、節約する簡素で豊かなドイツのライフスタイル☆

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著者プロフィール

沖 幸子 (おき さちこ)
兵庫県生まれ。生活評論家。家事サポートサービス「フラオ グルッペ」代表。
大学客員教授(起業論)や経済産業省、厚生労働省などの政府審議会委員も務める。
神戸大学卒業後、ANA、洗剤メーカーを経て、
ドイツ、イギリス、オランダで生活マーケティングを学び、
グローバルな視点を持つ暮らしのデザイナー・女性起業家として、
テレビ・ラジオ・雑誌などで活躍中。
「そうじのカリスマ」として知られ、家事・暮らしが楽しくなる
数々のエッセイや評論は「沖マジック」として話題に。
著書は『ドイツ流 掃除の賢人』(光文社)、
『50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算』(祥伝社)など
10万部を超えるベストセラーが多数。

「2023年 『70過ぎたら あるがまま、上手に暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

沖幸子の作品

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