小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円
- 農山漁村文化協会 (2016年2月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540151361
作品紹介・あらすじ
著者の西田さんはバーテンダー、ホテルマンを経て、自称日本一小さい専業農家になった人。30aの畑で年間50種類以上の野菜を育て、野菜セット・漬物などにして、おもにホームページで販売。一年中切れ目なく収穫する野菜つくり、ムダなく長く売るための漬物・お菓子つくり、自分らしさをアピールする売り方、ファンを増やすつながり方など、小さい農業で稼ぐコツを伝授します!
「何でも買う世の中だからこそ、これからは手づくりの知恵を持っている農家がますます羨ましがられる時代になる」というのが著者からのエールです。
第1章 小さい農業の魅力
第2章 野菜つくり――コンスタントにつくる
第3章 漬物・お菓子つくり――長く売れる加工品をつくる
第4章 売り方――個人を出して売る
第5章 つながり方――ファンをつくる
第6章 小さい農業の考え方
感想・レビュー・書評
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【目的】農業で生計を立てる場合の全体像をつかむため
漠然としていたことが少し輪郭をあらわしてきた。次に考えることがはっきりしてきた。
♧インターネットで2日以内に全国に届けられるという日本の大きさを活かす
♧閑散期にぬか床教室などのイベントを設ける
♧混植により病害虫の被害を減らせる
♧稲作農家では10ha以下または30ha以上、露地野菜農家であれば2, 3ha以下または10haくらいが収入と労働のバランスがよい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『本来、農業は鍬一本でできるもの。』はじめに、に書かれていた最初のこの言葉にとても納得した。小さい農業には小さいなりのやり方が確かにあると思う。それが、この本を読んでなんとなく形が見えてきた気がする。
始めたことを続けていくことで生まれる『絶対差』を持つことで自信につながるし、値段や量で勝負する『比較差』とは違い、追いつかれることがない。
『農は一つの仕事としてとらえるより、生き方と一致させることで幸せにいちばん近い産業となりえる』まさに、小さくやる農業の醍醐味であると思った。 -
自称日本一小さな農家さんの著書。30aと聞いてもなかなか想像しにくいが、想像する農家さんの畑からすると小さいのだろう。小さくともちゃんと稼げる。小さいが故の機動力を生かし、作物を育てる以外の加工や販売に至るまでを行う。それによって小さくても稼げる体質となる。農の世界の広がり、奥深さ、可能性を感じさせる活動である。出来池を見据えられるか。これまでとは違ったスキルが求められているのだと思う。こう見ると農の世界も面白そうに感じる。
書の中には、筆者が行なっている漬物の加工方法や、農つながりの集いを催す話、販売のための経路の話など、実際の活動を具体的に説明されており、リアリティも感じられる。 -
ただ育てて売るだけでなく、加工や売り方なども考えていかに効率よく稼ぐか。あとは、稼げるからって必死になりすぎないこと。
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風来を経営している西田さんの工夫盛り沢山の本。
印象的だったのは引き売り。完全なる営業販売で個人のマーケティング能力がためされる。これだ!とも思いました。自分は今会社勤めですが、この能力が身に付かず年老いていくのにガクブル震えております。このまま震えながら会社の営業マンとして震えた人生を送るのは後悔することになると思います。
何かできないかと思って手にとったのがこの本。最初からノウハウぎっしりで知恵の宝庫でした。なにより実際に挑戦する、自分で経験することが大事という言葉にはグサリと鋭利な刃物で刺された心地よさがありました。っておーい。
師匠も言っていますが、死ぬ間際に後悔することは挑戦しなかったこと。挑戦したことについては意外と後悔しないとのこと。だからこそしっかりと地に足つけてデータを拾い集めて挑戦する理由・意味を明確化してから挑戦したい。
なにより必要な免許が具体的に記載してあったのが勉強になった。あとは工夫あるのみ。
見様見真似でどんどん風来さんを参考にしたい。 -
思っていたの以上に何の役にも立たない本でした。
サラリーマンを辞めて農業に転身するとなると一番のハードルは土地。しかしそこには一切触れていない。もともと土地を持っていたらしい。農協との関係とかそういう知りたいことが何もない。毎日ブログなんか書くわけないでしょめんどくさい。 -
一番最後の表が肝だそうです
この方は、言い方だと思うので!
書いてあることもそのまま。参考にもなると思う。
だけど裏技など特になくて、とびぬけて目新しいことが書いてあるわけじゃない。要は自分がこれを実践できるかどうかなのだと思う。 -
農業はアイデアの宝庫