闇と光、破壊と生成、純潔と野望-幾多の名言で読者を哲学的考察へと誘う世界文学最高峰の対訳エッセンス。ゲーテ研究第一人者の解説付。
作家、ドイツ文学研究者。 1935(昭和10)年1月 東京生まれ。 武蔵高校から東京大学へ進学、工学部から転じて独文科卒。 1960(昭和35)年 東京大学大学院独文科修士修了、同大文学部助手。 1961(昭和36)年「親和力研究」で日本ゲーテ協会ゲーテ賞。 翌年より2年間、西ドイツ・フランクフルト大より奨学金を得て、留学。 1964(昭和39)年『されどわれらが日々─』で第51回芥川賞。 東大助手を辞し、西ベルリンなどに滞在。帰国後、都立大講師、助教授を経て 1969(昭和44)年4月 東京大学文学部助教授、のち教授。文学部長を務める。 1994(平成6)年3月 定年退官、名誉教授。4月、共立女子大学文芸学部教授。 2004(平成16)年3月 同上定年退職。 「2019年 『〈改訂増補版〉詩に映るゲーテの生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」