1949年、旧西ドイツ、ミュンヘン生まれ。1983年、長篇小説Angelsでデビュー。以来、核戦争後の近未来や、暴力とドラッグに染まった現代アメリカ社会の裏面を精力的に描きつづけた。2007年、長篇小説『煙の樹』(白水社)で《全米図書賞》を受賞、《ニューヨーク・タイムズ年間最優秀図書》にも選ばれた。本書は1992年刊の第一短篇集『ジーザス・サン』(白水社)に続く26年ぶりの第二短篇集で、作家の死の直前に脱稿した。2017年、肝癌のため67歳で死去。
「2019年 『海の乙女の惜しみなさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」