ルソー・コレクション 政治 (白水iクラシックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560096031

作品紹介・あらすじ

理想と現実をつなぐ「都市の論理」。

感想・レビュー・書評

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  • 「コルシカ国制案」と「ポーランド統治論」を収録。ルソーの政治思想的著作といえば、『社会契約論』と『不平等起源論』がよく知られているが、この2つはルソー本人も認めるように、当時の自然法論と同じ水準で書かれた一般理論的著作である。実在する国家を変革するにはいかなる方策をとるべきか―これが、本書に収録されている2つの作品の根本的問いである。ルソーは各国民の精神にあわせた制度を提案するために、まずコルシカ人やポーランド人がいかなる精神の持ち主かを吟味する。それから、その気性と法の支配が両立するような制度を考案していく。『社会契約論』で展開される主権論、政府論とは異なり、なかには矛盾するように思われる内容(ポーランドでの命令的委任導入の提案など)もあるが、根本的な政治的理念は変わっていない。すなわち、一般意志の表明たる法が支配することである。ルソーが現実の政治改革を提案するにあたって、自らの立てた原則をいかに応用していくかが伺える作品集である。

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著者プロフィール

1712-78年。ジュネーヴ生まれ。啓蒙の18世紀に思想家としてのみならず、作家や音楽家としても才能を発揮した。代表作は、本書所収『人間不平等起源論』(1755年)、『新エロイーズ』(1761年)、『社会契約論』(1762年)、『エミール』(同年)、『告白』(1770年完成)。

「2016年 『人間不平等起源論 付「戦争法原理」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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