蛮行のヨーロッパ:第二次世界大戦直後の暴力

  • 白水社
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 61
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (636ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560096574

作品紹介・あらすじ

欧州で荒れ狂った夥しい残虐行為──復讐、民族浄化、内戦などを包括的に論じ、戦後の闇に光を当てる現代史。イアン・カーショー推薦!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『第二次大戦直後のヨーロッパで、何が起こったのか?』をテーマにしたノンフィクション。
    『ナチスとは〜』『ヒトラーとは〜』、はたまた『スターリン時代の〜』といった惹句が並ぶ歴史書は数多あるが、戦後すぐ、ヨーロッパ各地でいったい何が起こっていたかをメインにした本は少なく、興味深かった。
    最近の本にしては珍しく思いっきり分厚いので、読み応えがあるのもいい。  

  • 東2法経図・6F開架:230.7A/L95b//K

  • 第二次世界大戦で歴史がゼロクリアになったわけではなく、戦後の歴史への連続性を感じる上でとてもよく調べられ、バランスが取れた著作だと感じた。訳はこなれていない印象が強くところどころ直訳調の回りくどいい回しもあったが、悪くはなかった。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1970年生まれ。マンチェスター大学を卒業後、歴史・軍事関連書籍の編集者を12年間務め、現在は作家および歴史家として精力的に活動している。主要な歴史書に、連合国によるハンブルク爆撃によって生じた1943年の空襲大火(この空襲と慰霊碑に関しては本書の第20章でも扱われている)に関するInferno :The Devastation of Hamburg,1943 (2007)、英国で優れた歴史ノンフィクション作品に贈られるヘッセル=ティルトマン賞を受賞した『蛮行のヨーロッパ:第二次世界大戦後の暴力』(白水社、2018年)などがある。

「2022年 『戦争記念碑は物語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

キース・ロウの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×