- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562041374
作品紹介・あらすじ
変態する変態助教授・増田米尊のストーキングフィールドワーク中、ターゲットの女性が公園のトイレで惨殺される。「唯一の」目撃者・増田の話が事実だとすれば増田以外に犯人がいなくなってしまうのだが…。そこへ増田の助手、変態ウォッチャーの千田まりが、なんと現場に落ちていたという「凶器」を持ってやって来る。ディクスン・カーの名作になぞらえた四つの事件-狂気に、変態数学者ならではの超絶思考で挑む。最凶のバカミスコンビ、降臨。
感想・レビュー・書評
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変態助教授増田と、教え子たちが巻き起こす(巻き起こしてるのは基本的に増田だけど)バカミス。このくだらなさすぎるけど、変態して繰り広げられるぶっ飛んだ推理(でも当たらずとも遠からず)が面白い。そして最後の驚愕?の結末も。
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綾鹿科学大学助教授の"増田米尊"は女性に対して数学的解法を目指しフィールドワークと称して一人の女性をストーキングしていた。そう彼は“変態”だったのだ。 そんな彼の特殊能力は興奮するほどに天才へと“変態”を遂げること。 一見不可能な事件を超理論で解決に導く!!
舞台は綾鹿市、言うまでもなくタイトルはカーの四つの凶器からとっていて、中身もカーに触れているが内容は全然関係ない・・・。と思いきや全く違う角度からなんかぶっこんで来た!! 増田教授は他の作品にも出てくるけどこのシュールさがいいですねぇ、悪人ではないんです変態なだけで。 -
所謂「バカミス」でふ。
初体験に近いこともあって、とても面白かったでふ。 -
鳥飼さんの本だってことをうっかり忘れて読んでしまって、最後に完全にやられました。
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密室での不可能殺人や
不可解な謎の残る怪死など
事件の陰には常に変態数学者がいる。
主に容疑者として。
変態する数学者である増田米尊がときにバッタのように、ツチハンミョウのように、そして蝶のように探偵役へと変態し
図式に落とし込んだ謎を解き明かす本書は奇妙なロジックに支えられ、奇妙な脱力感に包まれている。 -
増田米尊シリーズ。
タイトル通りに性的表現多めのバカミス。
それでいて、ミステリ的な仕掛けもインパクトがある。
現実的ではないものの、異常な登場人物と突飛な推理は魅力的。この作者の想像力はスゴイと改めて実感。 -
変態具合は好きだけどラストにがっかり