- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562043279
感想・レビュー・書評
-
一本筋の通った小悪党のレッティ。
ウエディング・プランナーと勘違いされ、逃げ出すまで三文芝居を演じることになった彼女は、困り果てている彼らを見捨てることができなるなるというお話。
レッティは、とても現実的な女性。ありきたりなヒロイズムとは違った粋な女性。
現実的で自分の都合のいいように考える彼女が、初めての恋に戸惑い罪悪感に苛まれながら苦しむ後半はとてもぐっとくる。
物語は、全体的にコミカルで人情味あふれて、それでいてドラマティック。
是非、一読。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4194.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わけあってロンドンを逃げ出したレッティ、降り立った先の地でひょんなことから別人と勘違いされ「いっこくも早く立ち去らなければ」と焦りを覚えつついつもいつしか深みにはまり、いろいろ奮闘する話です。
ヒロインが詐欺師というちょっぴり変化球の内容。
多少気になる部分(せめてアンコールになってからとか……)はあるけど後読感はわりといい。 -
33歳治安判事+25歳舞台女優兼歌手[more]<br /><br />ロンドンで詐欺師と組んで金持ち相手の詐欺をしていたヒロインは、詐欺師に仕事を奪われ宿を焼かれ無一文になり、駅でたまたま見かけた披露宴演出家(公爵令嬢)の駆け落ちで切符を手に入れ、そこへ向かう。<br />列車が到着すると出迎えに来ていた人たちに勘違いされ、邸に泊まり、すぐ逃げ出す筈が、結婚式の演出をすることになる。<br /><br /><br />人生に期待できず、愛を知らないヒロインが愛を知って今までの自分を反省する話。<br />☆4でもいいけど、厳しく3.9で
-
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
ヴィクトリア朝末期のロンドン。劇場歌手のレッティは訳あって追われていた。一文無しとなってたどり着いた駅で、偶然にも切符を拾う。それを手に、見知らぬ田舎町に降り立った彼女は、貴族らしい人々から大歓迎を受ける。彼らが招いたウエディング・プランナーと勘違いされているらしい。レッティは隙あらば姿を消すつもりが、依頼人からも厚く信頼され、花嫁に悩みを相談されたりしているうちに、心と体に傷を持つ治安判事のエリオットに恋をしてしまう。一方、エリオットも一目でレッティに心を奪われるが、彼女の謎めいた部分に興味と疑いを抱いていた。レッティは「偽わりのウエディング・プランナー」として最後までやり通せるのか?エリオットとのあいだに通う熱い想いは?ヒストリカルの気鋭作家が軽やかな筆致で描く、RITA賞受賞の傑作ロマンス。
そうは上手くはいかないさ、っていう展開。
いろんな白があるのを発見したシーンは映像で見てみたいなぁ、って思うの。
そう、最終的には真実が勝つ。でもさ、豚以上でする意味あったのかしら?
The bridal season by Connie Brockway -
ヴィクトリア朝末期のロンドン―劇場歌手のレッティは一文無しになり、たどり着いた駅で一枚の切符を拾う。目の前でメロドラマを繰り広げていた婦人が落としていったのだ。
訳あってロンドンから離れたいレッティは、渡りに船!と相棒ファギンと共に列車に乗り込んだ―
着いてみれば、そこにはレッティを大歓迎する貴族らしい人々が…どうやら切符を落とした婦人―彼らの招いたウェディング・プランナー、レディ・アガサだと勘違いされている様で…
隙を見て早々に姿を消そうとするも…何事かに悩み、沈みこむアンジェラを放っておけず、住人達の期待に、エリオットへの関心に町を去りそびれ…
偽ったままで上流階級の人々に受け入れられるプランニングは出来るのか!?
真実を明かせぬまま更に惹かれ合う2人の想いは…?
町に着いた途端、住人達がわらわら現れて…多すぎて覚えられないョ★
クロッケーの試合で、レッティとキャサリンが皮肉り合いながら激闘を繰り広げる様は
普通に起訴されて→と思ったケド、アンジェラの評判を落としかねないから…事件がどう治まるかはハラハラ☆流石に上手いこと纏めるなぁ!
エリオットvsニックの闘いは、も少し描写が欲しかった★
静だった町が変わっていくのとの奔放さ、影で2人をくっつけようと仕掛け、覗いてる面々にも
レッティの小生意気で大胆な性格、舞台の経験を活かした活躍がキュートでした♪みんなが正直で公正なのも良かった☆
20071003 -
すっごく面白い