無垢な花に約束して (ライムブックス ホ 1-7)

  • 原書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562044344

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  • 公爵令嬢ヘロは両親のような愛ある結婚を夢見ていたものの、社交界に出て6年、愛が見つかる保証はどこにもないと気づき、兄マキシマスが選んだ相手と婚約する。しかし、婚約者トマスの弟であるグリフィンに惹かれ、両家を裏切る行為だと自覚しつつグリフィンの誘惑に身をまかせてしまう。

    せっかくの寝取られ設定だというのに、ヘロはグリフィンに手を出されても抵抗らしい抵抗もせず処女まで捧げてしまうし、トマスはトマスで元恋人に未練たらたらで追いかけまわすし、どっちもどっちになっていて背徳感ゼロなのが惜しい。

    意思の弱いヘロはともかく、悪党グリフィンのキャラは魅力的。
    実は困窮している侯爵家を違法なジンの密造で支えているが、個性的な部下を従え、密造者同士の抗争の果てに敵を誘い込んで自分の醸造所を吹っ飛ばし、ついでに密造の証拠を隠滅して逮捕を免れる所がしたたかで良かった。

    メイデン通りシリーズは8弾のみ読了。今作は2弾。フィービーは登場するが、トレビロン大尉とバルの姿はない。セントジャイルズの亡霊が出てくるものの、主役カップルとからむわけでもなく、どういう役回りなのかわからない。

  • 放蕩密売酒次男と貴族長女
    長男が本当に酷い人格だし、ヒロインの性格も身体はすぐに重ねるけど好きではないと言いはる感じが好きじゃなかった。

  • 家族が決めた完璧な男性と結婚する━それが公爵家令嬢・ヘロの定め。
    婚約発表の舞踏会の夜、ヘロがドレスを直そうと立ち寄った小部屋で、偶然居合わせたのは美しい緑の瞳の男性だった。
    既婚者と逢い引きしていた彼はヘロをも言葉巧みに誘惑してくる。公爵令嬢にひるむこともないこの悪党は誰?
    なんとか振り切り舞踏室へ戻ったヘロは先ほどの無礼な男・リーディング卿を婚約者の弟として紹介される━
    彼は真面目な兄とは正反対で、悪名高い放蕩者と知られているが、本当の彼は金に疎い兄の代わりに一家の華やかな生活を支えるために、秘密でジンの密造に手を染め、悪役を一手に引き受けていた。
    真実を知らないヘロは貧民街にある孤児院を訪れたときに彼と再会し、ある取引を交わすが……


    婚約者が酷くて…イライラしてた…
    結婚は家格の合う者として、愛する人を別に囲うのは当時の階級では有りだろうけど、家を支える弟からのお金の出所に無頓着だとか、虚言癖の先妻を信じて弟と不仲だったり(でもお金は貰う)、カッとしたとしても女性の顔面殴るとか、グダグダ言ってた割に勢いで元恋人愛人候補に膝真付いてプロポーズしたり…なんなのコイツ!としか。
    立場上しょうがない部分もあるけど、見栄っ張りで独りよがりなのが目に余る-

    ヒーローとヒロインは主人公の欲目もあるけど、道を正そうとしたからね。

    社交界デビューのなくなった目の悪いヘロの妹・フィービーと、未亡人になったサイレンス、今回脇役のこの2人の未来が気になるよ-

  • メイデン通りシリーズ 2

  • 仮面をつけたh/h 夜空の花火の下でkiss ん~ロマです(*^^*)
    トマス⁽ヒロイン婚約者⁾がヒロインをビンタ! なのにマキシマス⁽ヒロイン兄⁾がヒロインとトマスとの結婚をこれまで通りすすめるのが理解不能 妹をDV男と結婚さすのか⁉ それまで兄カッコイイと思ってたのに…残念だ フィービーの視力も心配(・。・;
    にしても、この邦題 意味不明 原題とかけはなれ過ぎ 原題:Notorious Pleasures

  • 婚約者の弟 × 公爵令嬢

  • 気になった点がひとつ。
    前作でヒロインは「孤児だった」と告白していたが
    その設定を作者は忘れたのか?

  • シリーズ二作目 『聖女は罪深き夜に』の続編ウェイクフィールド公爵家の令嬢ヘロ・バッテンは、マンダビル侯爵との婚約の日に侯爵の弟グリフィン・リーディングと出逢い…。イマイチ

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