約束の海に舞う天使と (ライムブックス コ 1-5)

著者 : クレスリー・コール 羽田詩津子

• 原書房 (2013年5月10日発売)

作品紹介・あらすじ

ベルモント伯爵の孫娘ヴィクトリアは家族旅行中に船が難破して両親を失い、南海の孤島に漂着した。<br>8年後、伯爵から捜索を依頼されたグラントは美しく成長した21歳のヴィクトリアをついに発見する。<br>しかし彼女は以前、島にきた船乗りに襲われそうになった経験からグラントを全く信用していなかった。そのことを知って心を痛めた彼は「命にかえて君を守る」と約束する。<br>彼の紳士的な言動から、その言葉が真実であるということが次第にわかり始めたヴィクトリアは……

感想・レビュー・書評

[kina-koiさんの感想 · 2013年7月11日]

シリーズ２　グラント・サザーランドはベルモント伯爵の地所を譲ってもらう条件で、伯爵の行方不明の息子親子を探して数カ月、南海の孤島で孫娘ヴィクトリア・ディアボーンを発見する。
島では人間不信のヴィクトリアはツンツンして、その後の航海ではグラントに夢中でデレすぎで好感持てないが、グラントも義務とかを盾に堅物すぎてよろしくない。
その後、義務での結婚申し込みを断り、イギリスに帰って地所を守るためにヴィクトリアが奮起するあたりから、ぐんぐんストーリーに引っ張られて楽しい展開に。脇役のカメリアやサザーランド兄一家、そして次のヒーローになりそうなグラントの従兄イアンも登場して満足できる内容でした。