- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562049394
作品紹介・あらすじ
捕虜のままでいるよりも、脱出・逃亡したほうが生存率は高い。
本書は脱走の歴史的成功例をおりまぜながら、敵地脱出・サバイバル・敵手の回避のテクニックを網羅。
現代テクノロジーの発達にもテロリストの事例にも対応した、敵地からの脱出バイブル。
感想・レビュー・書評
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サバイバル マニュアルということで、冒険手帖的なものを想像していたが、ポイントは「敵地」ということだった。
もちろん、サバイバルについて書いてあるので、「生存」という観点の記述もあるが、それは本書の主題ではない。
敵地に取り残されたとき、敵の捕虜となった時に、どのように考え、行動すべきかということについて、SASのノウハウの一端を紹介している。
即ち「生存」「逃亡」「抵抗」「脱出」についての入門書といえる。
今の戦争は、正規軍同士が大規模に戦闘を行い、大量の死傷者、捕虜を残すようなものばかりではない。
テロリストや特殊部隊が、ピンポイントでひとりひとりを狙い、誘拐し、殺害する。
そして、すでに韓国にまでISISの勢力が手を伸ばしているのが明らかになっている現在。韓国より、さらに弱い脇腹を持っている我が国に、テロリストが入り込んでいないという無邪気な想像は滑稽だ。
「テロリストを刺激するから、何もしないほうが良い」という意見をいう方もいると思うが、何もしない(できなかった)同胞が、どのような結末を迎えたかは国民の記憶に新しいと思う。
知ることは、無防備から抜け出す第一歩だと思う。
常在戦場ということばを、忘れないことだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書のそこかしこに見られる捕虜収容所からの脱出エピソードがいろいろと面白い
ベアグリルズの番組とか好きな向きには、被るネタがあったり楽しめるんではないでしょうか