フォト・ストーリー 英国の幽霊伝説: ナショナル・トラストの建物と怪奇現象
- 原書房 (2015年1月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562051250
作品紹介・あらすじ
歴史的な建築物の保護を行う英国のナショナル・トラストが管理する建物に住む人たちやスタッフへの取材により、
彼らが実際に体験した不可解な現象や古い屋敷や土地にまつわる伝説や神話を集め、幻想的な写真とともに紹介する。
英国の幽霊譚として、ヴィジュアルブックとして、また英国ファンタジーや幻想文学を読むためのサブテキストとして、
さまざまな楽しみ方ができる一冊。
感想・レビュー・書評
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ナショナル・トラストの歴史的建造物や名勝地と、そこにまつわる幽霊の物語をたっぷりの写真で味わえる一冊。
やたらと雰囲気のある写真だと思ったら、サイモン・マースデンなんですね! 何とも言えない色合いと構図で、幽霊は写っていないにもかかわらず、ぞわぞわとした寒気を感じる気もしました。だけどそれ以上に、美しくて目の保養になります。
各場所の幽霊話は、さほどおどろおどろしたものはなくむしろあっさりとしているのだけれど。だからこそリアリティがあるのかもしれません。しかしそれにしてこれほどまでに幽霊の出る場所が多いだなんて。イギリスって幽霊の本場といえるのかもしれない……!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白いことは面白いけれど、少なくともベルトンハウスの幽霊話については眉唾だとわかった。何年もマネージャーとして住み込んでいた人の家族がそんな話聞いたことないって言っていたものな。
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英国の古いお屋敷に伝わる幽霊や不思議な自然現象の話。
英国中いたるところで、出没するらしい。
それぞれの建物と起こった現象が紹介されている。
幽霊の生存時に存在した時代や名前もはっきりしている。
写真が、いかにも幽霊が出そうな雰囲気である。 -
多重焼付けの写真を見ているような物語。
1トピック数頁ときれいな写真で紹介される英国の幽霊伝説は、ぞっとするものもあれば、「そういう謂われがあるのか」と、過去を思うものば かり。
THE伝統の英国という感じである。
全く内容に関係ないけど、村上リコさんのお名前は、エマという漫画で知ったのだが、経歴を見ると活躍しているようで嬉しい。