サラダの歴史 (「食」の図書館)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562053292

作品紹介・あらすじ

緑の葉野菜に塩味のディップ…古代のシンプルなサラダがヨーロッパから世界に伝わるにつれ、風土や文化に合わせて多彩なレシピを生み出していく。前菜から今ではメイン料理にもなったサラダの驚きの歴史をひもとく。レシピ付。

感想・レビュー・書評

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  • 監督派教会司祭で学者、人気講演者でもあったシドニー・スミスはサラダとドレッシングの素晴らしさを表現するレシピを、韻を踏んだ詩の形で紹介している。
     ウミガメは期待外れで 鹿肉は固すぎても
     ハムと七面鳥の茹で方が不十分でも
     穏やかに満たされた美食家はこういうだろう
     運命など恐れるに足りない、私は今日もこうして食事を終えた
    言い換えれば、このドレッシングをかけたサラダは、ハムや七面鳥のしたごしらえが不十分だったとしてもそれを補ってあまりあるということだ。

  • サラダの定義とは?からはじまるもののないらしい笑
    人気の高まり〜各国のサラダ、ドレッシングなど
    シンプルな構成と内容だった。
    上流階級のサラダについて書かれてたけど水気を取るのは簡単なのに面倒でいつもおざなりにしてたな〜

  • 著者は、ワシントンポスト紙で長く記者や編集者を務めた、ジュディス・ウェインラウブ。風土や文化に合わせ多彩に変化してきた、サラダの驚くべき歴史をひもときます。
      
    古代の人々は、生のレタスを、塩味の効いたソースに浸しながら食べていました。生野菜を食べるという習慣は、当初から塩と深く結びついていたのです。レタスは特別な野菜であり、薬効があると考えられていました。
     
    サラダは古代ギリシャの詩人に愛され、古代ローマの晩餐会で肉に添える人気の付け合わせとなり、中世フランスの宮廷でも大人気となったそうです。
     
    世界各国には、それぞれの歴史・風土に根ざした、独特のサラダあります。日本では、魚介類や海藻を使ったサラダに特色がありますね。この本を読んでから、ぜひサラダの美味しさをご堪能下さい。

  • ☆ローマ時代から、レタス(の先祖)をドレッシングに浸して生で食していた。当時は薬と考えられていた。

  • 生野菜を食べる献立であるサラダ。
    古代のサラダとドレッシングから現在までの歴史を綴る。
    レタス以外の野菜は健康に害を与える成分が含まれていると
    考えられていた古代、料理の添え物で記録もされない
    レシピ、上流の珍味盛りだくさんの内容、
    庶民には新鮮な野菜が手に入らない時代・・・虐げられていた
    サラダが自由になったのは?
    現在の豊富なドレッシングのルーツは?
    歴史とレシピはヨーロッパとアメリカ中心。
    世界のサラダとして、日本の海藻サラダが
    載っていたりします。

  • 【新着図書ピックアップ!】
    現代の食生活に欠かせないサラダですが、その原点は何だったのでしょうか。まさにグローバルなサラダのその歴史をたどります。
    [New Book!] Original title: Salad : A Global History
    What was the origin of the salad? This book explores the history of salad.

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