宇宙の地政学:科学者・軍事・武器ビジネス 上

  • 原書房
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本棚登録 : 104
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562057009

作品紹介・あらすじ

宇宙をめぐる、切っても切れない軍と科学者の「奇妙な同盟」を、科学技術の発展史、そして現代の巨大軍需産業と国際政治との関連にいたるまで、世界的宇宙物理学者にしてベストセラー作家が皮肉や自戒を込めて描きあげたベストセラー!

感想・レビュー・書評

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  • 軍や権力と宇宙科学の関係性についての導入と、いくつかの事例紹介。

  • 下巻に書く。

  • 「地政学」というタイトルはだいぶミスリード。

    確かに下巻には「地政学」的な話は出てくる。

    しかし本巻の内容は、宇宙に関係する科学や技術の発展は、必然的に軍事にリードされてきたという20世紀前半までの常識的な話をまとめたに過ぎず、地政学の話ではない。

    上巻だけであれば、「宇宙に関する科学技術史~軍事との関係を踏まえて」あたりが妥当なタイトルである。

  • 地政学の、宇宙に出るまでの分。科学技術が戦争に使われていく過程が薄気味悪い。

  • 東2法経図・6F開架:538A/Ty8u/1/K

  • 戦争は発明の母と言われるが、それが天文学においても重要なポイントを占めていることを知るには良い本。

  •  本書の英語名は「Accessory to War」、「戦争の共謀者」とも訳すのだろう。「共謀者」とは、天体物理学のことを指している。天体物理学の光学技術や電波観測技術は、常に、軍事技術と表裏一体との関係にある。筆者は、天体物理学と軍事技術の進化を、膨大な例を示しながら丁寧に解説している。
     「才能をひき寄せるのは宇宙探査かもしれないが、給料を払うは戦争なのだ。」という筆者の言葉が印象に残る。

  • 請求記号 538.9/Ty 8

  • 科学と軍事がいかに密接に絡み合って発展してきたかの歴史。
    上巻では天文物理学と軍事や政治との関わり、天文航法と海、望遠鏡など目の武装化、また光やレーダー技術とそれへの欺瞞について述べられている。

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