- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562072231
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパは、その多様性にもかかわらず、統一という課題に取り組まなければならなかった。80枚の地図とテキストは、この興味深いヨーロッパやその課題と挑戦、さらに将来の世界で持続的に生きのびるためにはどうすべきかを語っている。
感想・レビュー・書評
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地図で見るハンドブックシリーズのヨーロッパ版。さまざまな色分け地図を見てふんふんとうなずく。
ヨーロッパの東はどこまでか、というと現在はウラル山脈までということだ。そこまでの地形図が、山脈は茶色で、平野部は黄緑で、主な川と山脈の名前が記されておおざっぱに地理的全体像をつかむのにとてもいい。
詩人ポール・ヴァレリが1922年の講演で「ローマの影響、キリスト教の影響、ギリシャの恩恵、この3つの影響すべてを歴史の中で受けて来たすべての民族をヨーロッパ人とみなしたい」と言った。
ヨーロッパの基盤~歴史、言語、民族、戦争、などの勢力地図。EUからみたヨーローッパ。領土的地政学に分け様々な分布を色分けで示す。
特に地政学地図がタイムリー。
・バルト海と沿岸諸国 ・黒海と沿岸地域、・ロシアの行政区分 ・ロシア国内の天然資源 ・ウクライナ、帝国間の緩衝地帯(912、1569、1667,1919,2020年の地図) ・ベラルーシ ・カフカス地方の民族、石油ガスのパイプライン図 ・トルコの東西関係図(アジアかヨーロッパか) ・分断されたキプロス ・バルカン諸国、中国との関係図(鉄道、道路、発電所など中国資本がかなり入っている)
〇ヨーロッパの微少国家 地図と説明
・イギリス王室属領:ジャージー代官管轄区、ガーンジー代官管轄区、マン島
・イギリス海外領土:ジブラルタル
・独立国家:リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、ヴァチカン市国
〇飛び地領
・カリーニングラード
・オランダ内にあるベルギーの飛び地:バーレ、ヘルトフ ベルギーとオランダが1830年に共通の王国を解消したのち、両国間に国境を画定することができず、12世紀の地籍をそのまま適用したことによる。
2021フランス
2022.11.5第1刷 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001215861
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東2法経図・6F開架:302.3A/Te85c//K