くっくのおてつだい

著者 :
  • ひかりのくに
4.09
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本棚登録 : 134
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784564019081

作品紹介・あらすじ

くっくはお兄ちゃんになったばかり。いそがしいママのためにどんどんお手伝いをしますが、なにをやってもうまくできません。

スープを運んでも、たくさんこぼしてしまったり、
洗濯物をとりいれても、転んで汚してしまったり、
赤ちゃんをあやしてみても、ぜんぜん泣き止まないので、とうとうくっくも一緒に泣いてしまったり…
でもね、じょうずにできなくってもいいじゃない。
おたがいのことを思う、「だいすき!」って気持ちがつたわるから
くっくの家族は今日もハッピーです。

感想・レビュー・書評

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  • お兄ちゃんになったくっくは、ママのお手伝いがしたくて、いろいろと手伝いますが、たくさんたくさん失敗してしまいます。

    そんなくっくの気持ちにママは寄り添って、くっくの失敗を温かく見守ります。

    いいお話しだなあと思い原作者を確認すると、娘が小学校時代に読んでいた「小学生まじょシリーズ」の中島和子さんだった。

    さらに、いもとさんの絵が合わさって、幸せな気分になりました。小品だけれども、今年読んだ中では一番の絵本。読み聞かせにもオススメします。

  • スープがこぼれるところが面白かったよ

  • 弟のお世話のお手伝いをしようと張り切るけれど失敗ばかりでうまくいかない。
    でもお母さんやお父さんが怒らずにすごく上手にフォローしてあげている。
    こんな両親なら、次はお手伝いもっと頑張ろう!と思えると思う。
    2人目のお子さんが産まれたご家庭にもお勧めしたい本だと思った。

  • 手に取る機会があってよんだ。

    こぐまの くっくは、おにいちゃんです。
    くっくの おとうとは、まだ あかちゃん。
    くっくは、いそがしい おかあさんの おてつだいを します。
    でも、しっぱいばかりで……。

    失敗してしまう、くっく。
    でも、おかあさんやおとうさんのさりげない一言がフォローになって、くっくは落ち込んだりしません。
    大人目線では、認めることって大事だよねえ、子ども目線では、くっくがんばったね、って。
    子どもの頃って、お手伝いしたかったんだよなぁ、とか思い出しました。
    幸せな絵本です。
    作中で雨がふっているので、雨の日にもおすすめです。

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著者プロフィール

トロント大学東アジア研究科名誉教授。カナダ日本語教育振興会名誉会長、母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会名誉会長、バイリンガル・マルチリンガル子どもネット(BMCN)会長。
著書に『言葉と教育』(海外子女教育振興財団、1998年)、『バイリンガル教育の方法――12歳までに親と教師ができること』(完全改訂版、アルク、2010年)、『マルチリンガル教育への招待――言語資源としての外国人・日本人年少者』(編著、ひつじ書房、2010年)、『新装版 カナダの継承語教育――多文化・多言語主義をめざして』(共訳著、明石書店、2020年)ほか。

「2021年 『言語マイノリティを支える教育【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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