- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566001046
感想・レビュー・書評
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1977年 コールデコット賞受賞作品
The Amazing Bone詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明るくかわいい絵なのに、内容は骨が喋ったり、強盗に襲われたり、捕まって食べられそうになったりする本。
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題名のままです
ブタの女の子パールは学校のから寄り道をしているときに、しゃべる骨と出会いました
骨を家に連れ帰る途中、追い剥ぎにあったりキツネにあって連れ去られたり
でも骨のおかげで助かりました
どうやって助かったのか
それは、骨がもともと魔女のところにいたからなんです
読み聞かせ時間は15分くらいです
言い回しが少し昔のっぽい
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骨が話す…こんなことがあったら驚くかなぁ。ちょっぴり不気味?
でも、不気味ではなく、引き込まれてしまいました。不思議なお話で、えっ?て感じでした。
最後、ホッとしましたが、なんの骨なんだろう…と気になってしまいました。 -
次男が年長~1・2年生の頃、ウィリアム・スタイグのお話が大好きで、この絵本もよく読んだ。
久しぶりに読んでと持って来たので、次男と娘に読み聞かせ。
マイペースで夢見がちなブタの女の子パール。
花びらのようなピンクの春着をきて、森で春の喜びに浸っていたところ、不思議な骨と出会う。
それは魔女の落とし物で、見た目はまったくただの骨だが、色んな国の言葉を話し、色んな音や音楽を鳴らすことができる。
互いを気に入ったパールと「ものいうほね」。パールは骨をカバンに入れて持って帰ろうとするが、帰り道に恐ろしい災難が待ち受けていて……
冗談抜きにとんでもなく恐ろしい災難がパールの身に降りかかるのだが、そんな絶体絶命の状況でも、不思議とユーモアの匂いが漂っている。
主人公の嘆きや敵の複雑な心情なんかも、情感たっぷりに描かれるが、その傍らで春風がいつもそよそよ吹いているような、そんな独特の物語世界がたまらない!
読みごたえは抜群。読み終えた後は幸福感でみたされる。
4歳の娘にわかりにくい表現はちょこちょこ易しく言い換えて読んだが、それがもったいなく感じるほど粋な和訳も魅力の一つ。
うーん!これぞウィリアム・スタイグ印!と言いたくなる、とっても良い絵本。 -
小さな頃、帰り道で石を拾ったり、ふしぎな体験をしたりといった思い出は、誰にもありますよね。それは、自分で見つけていると思っていても、実は見つけられているのかもしれませんね。わくわくする魅力は、いつまでも大切に持ち続けていたいです。
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どんな話かって、それは読んでのお楽しみ。わくわくすること請け合い。
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https://www.youtube.com/results?search_query=The+amazing+bone
いろんな昔話や古典的な絵本を混ぜ合わせて、上品なスープにしたような絵本。 -
『馬車でおつかいに』からスタイグ狙い撃ち三冊目、である。
これはまたなんとシュールで不思議なお話だろう。
タイトルからして、とても絵本向きではない。しかしその中身は面白いことまぁ!
ブタの少女・パールが主人公。
うららかな春の日、学校からのんびりと帰るパールは、森の中で魔女が落とした骨を拾う。
この骨、本当にただの骨の形状で、顔があったりするわけではない。
お喋りしたり色んな音真似をしたりする骨がすっかり気に入ったパールは、それをバッグに
入れて帰ろうとするが、恐ろしい出来事に遭遇してしまう。。
一度目は骨のとっさの知恵で回避したが、問題は二度目の方。
もはや絶体絶命。
でもスタイグだもの、どこか天然の登場人物のおかげでほんわかと話は進む。
かなりハラハラの場面なのに。
「きっと何かやらかしてくれる」という期待をもって(?)読むとまさにその通り。
でもたぶん、誰の予想も裏切るだろう、まさか&まさかの展開となる。
いつもながらの飄々とした雰囲気で、最後はやはりそれはそれは平和なのだ。
ああ、こんな骨が傍にあったらどんなに楽しいだろうと思わせてしまうのはさすが。
これまでにないタイプのお話なので、ぜひ読み聞かせにも使ってみたい。
和訳がとても丁寧で滑らか。
小さな子には若干難しい言葉使いも登場するが、そこはお母さんの出番。
約10分。低学年からいけそう。
かすかな毒を好む中学生にも喜ばれそうだ。 -
困った時には、何かが助けてくれるのねー