- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566001114
感想・レビュー・書評
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子どもを食べるのが大好きな人食い鬼が女の子の料理で改心→結婚。美味しい料理の力は心を変える‥と言う事が言いたいのだろうか?
鬼目線のシンデレラストーリー!?
でも人を食べていた過去は不問?元鬼と結婚?!
トミーウンゲラーなので、もっと考察を進めれば別の視点が見えるかもしれない。
けど、子供に読むには説明がしづらかったので、もう少し大きくなるまで封印しようと思いました…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎日、人喰い鬼が子どもをさらいに町にやってきます。震えあがった町の人々は、子どもたちを地下室のトランクや酒蔵へ隠しました。
腹がへって死にそうな人喰い鬼・・・
そこに遠い森から体調を崩した父に代わり、農場の作物を売りに町へやってきた料理好きのゼラルダが・・・
先に人喰い鬼が、風でゼラルダのにおいを嗅ぎつけ待ち伏せをします。ところが、気持ちがあせって岩から落ちて道の真ん中へどしーん。
何も知らないゼラルダは、人喰い鬼へ優しく接します。
この優しさにドキドキはらはらしながら読み進めていくと、最後は人喰い鬼の印象が変わっているはずです。 -
ウンゲラーの挿絵が綺麗で可愛いけど、そこはかとなく怖さもある。展開は、??これでいいの??というとぼけた味。
人食い鬼が、料理上手な少女・ゼラルダの作る料理で、人間の子供を食べることを忘れてしまったという話。
丁寧に、作ったお料理の紹介までしてくれてある。
いやぁ、これだけ手作りで並べられたら鬼生観も変わりますよ(笑)
ラストでは、ゼラルダと人食い鬼は結婚して子供までいるんである。この最終ページの絵には、あるモノが描かれている。それがちょっとしたブラックユーモア
そんな、まさか・・の、とっても可笑しなお話。
怖くてぞっとしながらも、何だか笑ってしまい、後で考えさせられる。
ウンゲラーがこの作品に託したものは?人喰い鬼とは何か?
ぜラルダという少女の何という寛容さ。こうありたいものであるよ。
ただ許しましょう・受け入れましょうではなく、誰にも負けないスキルがあるというのが凄い。
元のゼラルダの家で飼われていた黒猫も、ちゃんと一緒にお城に棲みついているのが、また何とも微笑ましい。
誰かの人生をころっと変えてしまう。そんな料理を作ってみたい、いや食べてみたい。
約12分。低学年から大人まで。
(7分とか8分で読んでしまうひとって、どんな読み方しているのだろう?不思議・・)
それにつけても、フランスのお話には人喰い鬼がよく登場するなあ。 -
森の少女ゼラルダは、お料理が大すき。ある日、町へお使いにいくとちゅう、おそろしい人喰い鬼とばったり出あうが、あんまり腹ぺこだった鬼はたおれてしまう。
ゼラルダはお料理が好きで、人喰い鬼のお城でいろいろな料理を作ります。どれもおいしそうで、楽しい絵本ですが、小さなお子さんは鬼がリアルで少し怖いかもしれないです。
対象年齢:読み聞かせなら2歳位から。一人読みは5歳位から。
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子どもが自分の好きなことを伸び伸びとやって、人喰い鬼まで気持ちを入れ替えてしまうのが面白い。好きなことを好きなようにやれるって楽しいよね、と子どもは共感できるのかもしれない。ゼラルダのようにおおらかな子ども時代は貴重な財産。
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悪いとはいわないし、話としては面白く、オーソドックスとすらいえる民話の伝統形態かもしれない。美女と野獣の変奏曲、みたいな。ただねぇ。このオチ、過去に子どもを食っていたことは不問か?という気もするんだよね。絵本でそういうことゆうの、野暮かもしんないけど。以前、ゾンビものの映画みたときもあったけど、欧米って、こういう感覚なのかな。
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読み聞かせ。12分。子どもを食べる人喰い鬼と出会ったゼラルダは、得意の料理で鬼に気に入られ、鬼たちは子どもを食べなくなる。
6年生はまさかのラストにざわめく。3年生はお料理の場面に大喜び。 -
彼らの末裔がどうなるのか気になる。
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ラストの家族の絵の中で、赤ちゃんを見ながら
1人背中にナイフとフォークを持っている兄弟に気づいた時にゾッとしました!!
この子の将来が本当...ラストの家族の絵の中で、赤ちゃんを見ながら
1人背中にナイフとフォークを持っている兄弟に気づいた時にゾッとしました!!
この子の将来が本当に気になります…2023/10/27
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何年も前から気になっていた絵本。人食い鬼がゼラルダのつくるごはんを気に入り最後には人をたべなくなり結婚。という展開。