ビッケと木馬の大戦車 (児童図書館・文学の部屋―バイキングのビッケシリーズ 4)

著者 : ルーネル・ヨンソン 石渡利康

• 評論社 (1974年12月10日発売)

感想・レビュー・書評

[フリント船長さんの感想 · 2008年7月30日]

友好国ブルガリアの危機。フラーケのバイキングは救援に赴き、城塞の守備に当たる。そう、智将たるもの、一度は籠城戦を見せないとね。というわけで最終巻である。そろそろ新鮮味がなくなってきたのでちょうどいい。
全巻通して読んで、コショウ爆弾のエピソードが出てこないことに驚いた。かつてそんな話を読んで、本当にコショウでくしゃみが出るのかどうか実験したことがあるのだ。てっきりビッケのシリーズだと思っていたのだが。ちなみに実験は失敗。「くしゃみが出なかった」のではなく、文字通り失敗したのだ。若気の至りだったなあ…。というより、単なるバカな小学生か。