恋をするエイラ: 始原への旅だち 第2部 (上) (始原への旅だち 第 2部)
- 評論社 (1985年3月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566021150
感想・レビュー・書評
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上中下巻をいっきに読んだ。
自分の子ども家族も奪われ、氏族を追い出されたエイラが、悲しみと戦いながら生きていくための知恵をしぼって1人で生活をしていく。
氏族と生活をしていたときのことを思い出し、「あのときこうすればよかったかもと今思っても仕方ない。今は何としても生き抜くことを考えなければ。」という言葉が印象的。
狩も料理も薬師としての腕も磨かれ、出逢った子馬、ライオンとも心を通い合わせる。後半では怪我をした旅人を助け、心を通わせ、恋をする話。
男として完璧であるが、今まで女性を心から愛したことのない男性が、すべてにおいて自立しているエイラに惹かれ、2人が恋をするプロセスが印象的。
お互い深い悲しみを背負いながらもそれぞれ自立し、相手に依存せず思いやる理想の恋愛。
エイラは勝間さんと重なる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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