- Amazon.co.jp ・本 (588ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566023772
作品紹介・あらすじ
唯一なる神"エル"の天地創造、大宝玉"シルマリル"をめぐる争い、そして、不死のエルフ族と有限の命を持つ人間の創世期のドラマを、圧倒的スケールで描き出す。
感想・レビュー・書評
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ファンタジーの世界を創造する、ということがどういうことなのかを堪能できる本。
ちょっと重いが、英語力が不足しすぎていてもとの本は挫折してしまった自分にとっては『指輪物語』の世界を理解できるのでとても嬉しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SNSでトールキン専用アカウントを取った程度にはトールキニアンというか束人というかのはしくれだから、改めて感想を書くのは自分の一部を切り離して観察する作業のようでなんとも苦しい。それでいて何度目の再読か知れないのに毎回忘れているから情けない。
トールキンの文体はもともと引き締まって表現も簡潔なのだが、『シルマリルの物語』は神話伝説群だからさらに徹底的に切り詰められている。そこに神の言葉や契約や誓言の難しい言い回しが出て来るから決して読みやすいとは言えない。物語全体にも「遊び」のような部分は一切ない。一つの挿話に無数のモティーフが散りばめられているのにあまりに手短に語られるから、「もっとじっくり描写してくれたら…」とつい願ってしまう。そして読み手は一つ一つの断片から自らの手でイメージを紡ぐことになる。
創世神話から『指輪物語』の時代に至るまでがいくつかの章に分けて語られるが、中心は「クウェンタ・シルマリルリオン」。至福の国を離れ中つ国に移り住んだエルフのノルドール族の苦難の物語。ホビットという親しみやすい種族を中心に据えて書かれた『ホビットの冒険』『指輪物語』では仄めかされるに留まっていた、神話ならではの苛烈さ峻厳さがここで一気に噴出する。『ホビット』『指輪』の土壌がこのような荒々しくかつ奥深い世界であったことを知った時、二作で慣れ親しんだ中つ国は新たな色彩を持って眼前に開けていくだろう。 -
作者は尋常じゃない妄想家サンなのか、はてさて、それともコレはホントに存在する神話体系?と思っちゃう。
それは置いといて、エルフの友情以上の愛に萌え萌え。 -
第93回アワヒニビブリオバトル「うた」で紹介された本です。オンライン開催。チャンプ本。
2022.11.19 -
確か新版はまだ読んでないはず
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参考文献
図書館 -
とても壮大で登場人物が多く、まるで神話や歴史の本を読んでいるような感覚になった。ややこしいところや読みにくいところもあったにもかかわらず、おもしろかった。
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楽しー!
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読むのは大変だけど、手掛けたらやめられない。