- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784568504354
作品紹介・あらすじ
牛乳とワサビを合わせるとどうなるの?なんでこんなにみんなが飲んでるの?イライラしてる時のミルクレシピって何?いちばん身近な牛乳が楽しくなれば、毎日の生活も楽しくなる。今日からはじまる、新しいミルクの世界。
感想・レビュー・書評
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新型コロナの影響で給食の休止、飲食店の休業が相次ぎ、牛乳の消費量が落ち込んでいるらしい。
そんな中、JA全農広報部のツイートが話題になった。
‘わたしは今…あなたの心の中に…直接語りかけています…ラッシーを…つくるのです…’
ラッシーとは牛乳、砂糖、ヨーグルトを混ぜ合わせた飲み物。牛乳on乳製品で余剰がある牛乳の消費を呼びかけていた。
そのツイートで思い出したのが積読してあったこの本。
2011年に発行された「ミルクによるミルクのためのミルクの本」
人気イラストレーター、寄藤文平さんとチームミルクジャパンがタッグを組んだ。
牛乳に関するデータやトリビアがたくさん。
ユーモアと親しみやすさがある読み口。
いろんな角度からアプローチされているので飽きずに読める。
特に興味を持ったのが、牛乳にいろんなものを混ぜてみるコーナー。
「食べ物で遊んじゃいけません!」と、わたしが幼い頃母に言われた言葉がうっすら聞こえてくるようなラインナップ。
しょうゆから始まって、りんご酢、マヨネーズ、クミンなどのハーブまで。
混ぜるものによって様々に変化する見た目もちゃんと観察してあるのがサイエンス。
休校中のお子さんとやってみるのもいいかも。
牛乳ってパックで店頭に並べられているぶんにはただの「飲み物」だけれども、その影には乳を出してくれる名のつけられた母牛あり、その牛を育ててくださっている酪農家さんもあり。
「牛乳を生み出しているのは生命のサイクルなのです」p116
とりあえず、牛乳とヨーグルト買ってラッシー作って飲んでみようと思った。
心して飲もう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
娘が大の寄藤ファンでして、私もつられて読んでみた。
「牛乳」…あまりにも身近な存在であるため、じっくり考えたことはなかったけど…改めて基礎知識を知ることもでき、なかなかにユニークで面白かった。何せオープニングのエピソードが、「目から牛乳出した」って、そんな思い出(笑)さすが寄藤氏である。
メインは、やはり「ミルクラボ」でしょう。牛乳に色々チョイ足ししてみましょうという面白企画。リンゴ酢ミルクなんかはフルーティーで相性よさそう!と思ったが、ビールミルクとかわさびミルクとか、思い切って冒険したなぁというコラボも色々(笑)
笑いながら楽しく読めた一冊だったが、丁寧に深く取材して作ったのだなということが窺えて、結構考えさせられた。あとがきの「かわいい牛と美しい牧場だけでおいしい牛乳ができてるわけではないということも、ここに補足しておこうと思います。」という一文が印象的だった。 -
「牛乳もっと飲んでほしい!」という思いから生まれた、“ミルクジャパン”の活動の一貫でできた本(昨今牛乳の消費が減ってきてるそうです)。
乳、特に牛乳については網羅していると言っても過言ではない。動物の乳首の数から、牛乳レシピ、酪農家さんに至るまで。特にミルクラボ(牛乳×○○←いろんな液体)は未知なる味に果敢にチャレンジされた証が。★評価でおいしい度が高いものは、いつか試してみたいと思います。
そんなミルクの本を、母乳あげながら読むってなんか…シュールw
別の見方をすれば、それだけサラッと楽しく読めるイラストずくしの一冊です。 -
牛乳の説明書(笑)
牛乳はマイルドな飲み物でわなくワイルドな飲み物です。に笑っちゃいました! -
気がついたら飲んでた。ではなく、選んで飲む時代。
それがきっとこの本の言いたかったこと。
他の飲み物とのコラボ企画に大爆笑!
それぞれの味にイラストで雰囲気が伝わってきて素敵でした。コーラミルクの顔がツボ。
極めつけは「ちゃんと拭かなかったでしょ!」(笑)…牛乳はちゃんと拭きましょう。 -
イラスト可愛い。クスリと笑えるレシピやラボが一番惹かれた。
これはたくさんのひとに手にとって欲しい。 -
表紙の色合いやイラストがかわいいので手にとられやすいと思う。牛乳を普及させることを目的とした本にしては、押し付けがましくない。イラストを楽しんでいるうちに読み終えることができる感じ。不思議なレシピ集もある。こうした「ちょっと面白がれる本」が内容に対しての興味を引き起こすことができるんだと思う。
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クスリと笑わせてくれるイラストで牛乳の良さを教えてくれた1冊。すぐに試してみたくなるレシピも魅力的。