- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784568600308
感想・レビュー・書評
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直島コンテンポラリーアートミュージアム、赤い帽子織田広喜ミュージアム、淡路夢舞台など、安藤忠雄の美術館・博物館を収録。
『BT/美術手帖』99年7月号の特集「安藤忠雄-美術と建築のダイアローグ」の増補・改訂。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んだ後、
車に乗れど、電車に乗れど、
目に入るのは建物。色、構造、型。
認識を広げてもらえて感謝です。
自然と人口の共存。ひしひし。
「体験から実態へとシフトさせていくプロセス」
「日本の芸術派は道。芸の世界が個人に換言される私的な空間をもっぱら追及してきたのに対し、欧米の芸術は公共性を媒介として市民のための施設を成立させてきた」
→ここから西欧と日本の人々の間にある「美」への意識の違いを説明。宗教理念が建国の際に明確な西欧は、宗教伝達手段としての芸術を一般化、よって芸術は高尚であると同時に一般的なものとして浸透。従って美術館は異質な空間ではなく、街の中にある日常のものとして人々の意識に根付く。結局は神の捕らえ方になるのかね。
「この国は違和感のあるものを嫌ってきた。人間関係も街との関係も何もかもが調和。人間が生きているのに調和なんてないのに」
→壊さないのがよくないなぁ、他者がいないんだ日本人の中には。未来は他者なのに。 -
美術出版社 (2001/02)
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日本が誇る世界の安藤忠雄氏の作品集。