アラビアン・ナイト99の謎: アリババとシンドバードの国への招待 (PHP文庫 ヤ 7-1)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569564364

作品紹介・あらすじ

「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと四十人の盗賊」「シンドバードの冒険」など『アラビアン・ナイト』(『千一夜物語』)の中には、我々になじみ深い話がたくさんある。恋物語、こっけい話、悪漢小説、教訓話。これら"人間臭さ"に充ちた壮大な物語の世界を、アラブ、イスラムの文化に目をむけながら、99の謎を手がかりに詳しく、楽しく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • アリババやシンドバッドなど、昔から知っているお話の他に、イスラム世界の人々の生き様が語られているのですね。

  • (間借りです)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「アラビアン・ナイト99の謎」矢島文夫著、サンポウブックス、1978.03.03
    p240 ¥600 (1979.01.27読了)( 1979.01.21購入)
    副題「アリババ、シンドバートの国への招待」
    *本の表紙より*
    民衆の息吹を満喫させるファンタジー
    近年になって、アラブへの関心がにわかに浮上して来た。しかしアラブは何も突然この世に現れたのではない。アラブは数千年前から存在したし、イスラム教とアラビア語を媒介にして花開いた中世のサラセン文明は、ヨーロッパを暗黒の中世から文芸復興の近世へと展開させた。
    アラブが伝えた物語の大集成『アラビアン・ナイト』は、私たちにとって最高に魅力的な世界を示している。それはアラビア語を通して、インドやペルシャの古代人の智慧、アラブをはじめとして黒人、白人、東洋人をも含む中世の民衆の息吹、そして美女や魔物が入れ代わり立ち代わり登場するファンタジーを私たちに満喫させる。

    【目次】
    まえがき
    1 奇想天外な物語 その全体像を探る
    2 多彩な主役たちのルーツ アリババ、シンドバートから魔物まで
    3 魔神と怪物の世界 闇と恐怖の支配者たち
    4 男と女の世界 性と愛のアラベスク
    5 未知への探訪 はるかなる異郷体験
    6 あけぼののアラビア 起源と歴史と信仰
    7 剣とコーラン イスラム強大化の真相を探る
    8 サラセン文明の世紀 中世文化の主役か
    9 アラビアの風俗 ハーレムからトルコ風呂まで
    10 世界への贈り物 どう世界文学へ仲間入りしたか
    参考文献

    ☆関連図書(既読)
    「西アジアの歴史」小玉新次郎著、講談社現代新書、1977.09.20

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著者プロフィール

1928-2006年。東京生まれ。東京外国語大学フランス科卒、学習院大学文政学部哲学科卒。アジア・アフリカ図書館館長。著書に『文字学の楽しみ』『解読---古代文字』など多数。訳書に『文字』『シャンポリオン伝(上下)』、監訳書に『文字の世界史』『王家の谷』『ピラミッド』など多数。

「2015年 『古代エジプト文字ヒエログリフ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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