- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569574004
作品紹介・あらすじ
人づきあいがうまくいかない理由、絶えず心を襲う不安や不機嫌の原因は、心の奥底に抑圧された"依存性"にある。自分の中で満たされていなかったものに気づき、偽りの生き方をやめたとき、新たな人生が開ける…。本書は、現代人の心の深部の歪みを、幼少期の親子関係までさかのぼって解明し、自然な感情のままに生きることの大切さを説き明かす。生きている実感がよみがえる心の手引書。
感想・レビュー・書評
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いつの頃からか素直な気持ちを殺して心と頭がバラバラになる。口から出る言葉はどれとも違ったもの。
そんな深層心理がなぜ起こるのかを紐解く加藤諦三先生の著者。
目を背けたくなるような現実、不思議な感覚がなんで起こるのか、淡々と諭すような本でした。
子供の頃には戻れないとしても自分の根底を知ることでコントロールできるものを一つ二つ見つけて足掛かりにしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすくデザインされた絵図が多い自己啓発本よりもこっちをおすすめしたいです。読みづらいところはあるけど、表面的なところで終わってない。少なくとも私は、この本に人生を変えられてしまった気がしました。
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人間の心の働きについてより深い理解を得ることができた。自分を大切にすることを十分に意識していた。だが、自分を守ることに対する心の砦が不十分で傷つけられるたびに心深く歪みを感じていた。
そんな中、この本に出会い、"自分が自分に対して優しい母親のようになる事"という言葉に、何か自分の中に小さな光るものを感じた。
わかっていたようで分かっていなかったと思う。
"自分が何を求めているか"を考えたときに、一番に頭に思い浮かぶ言葉は、信頼、安心感、力(権力)、メンターだと思った。
自分のことを今まで以上に大切に、そして自分が自分で私のことを傷つける人間から守っていきたいと思った。
また、自分に優しい人を自分の周りに置いておきたい。自分に優しい人と言うのは、自分に対して甘い人と言うことではなく、自分自身のことを大切にできる。故に、相手に対しても優しくあれる人という意味。
この本を読んで、1番の驚きと思ったのは、"他人が自分のためにならない時、他人を責めながら、自分が自分でないような不確かさを感じる"と言う言葉。
そのような時、心の中を占めているのは、私自身ではなく、支配的な私の父親。他人に対して不満になり、支配的になった時、私は私ではなく、私が恐れた父親に私はなっていたと言う部分。
自分がどこにもいなくなってしまっている状態、神様、不在状態のようなものが感覚的に同じなのだろうと思った。 -
タブル不倫の末に両者離婚して、めでたく再婚。
しかし、その後に待ち受けていたのは神経症的な人間同士の恐ろしい傷つけあいであった、、、
本編には何ら関係ないことをかいてしまったが、私がこの本を読み、今まで何だか生きずらいと感じたことや、冒頭で記した悪い行動について、何かおかしなことをしていると思った個々の点が、全て一つの線となった。
神経症な人間とは?その原因とは?どう対処すべきか?
そんなことがかかれている。
何か原因が分からないが何となく生きずらさを感じている人が読んでみる価値がある本。
神経症的な人に当てはまるなら自分を変えることができる大きなチャンス。-
タブル不倫の末に両者離婚して、めでたく再婚。
しかし、その後に待ち受けていたのは神経症的な人間同士の恐ろしい傷つけあいであった、、、
本...タブル不倫の末に両者離婚して、めでたく再婚。
しかし、その後に待ち受けていたのは神経症的な人間同士の恐ろしい傷つけあいであった、、、
本編には何ら関係ないことをかいてしまったが、私がこの本を読み、今まで何だか生きずらいと感じたことや、冒頭で記した悪い行動について、何かおかしなことをしていると思った個々の点が、全て一つの線となった。
神経症な人間とは?その原因とは?どう対処すべきか?
そんなことがかかれている。
何か原因が分からないが何となく生きずらさを感じている人が読んでみる価値がある本。
神経症的な人に当てはまるなら自分を変えることができる大きなチャンス。2021/05/29
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自分に当てはまる事ばかり書かれていて、
読むのが苦しかった。けれども、
そこにあったのに気付かなかったもの、
気付けなかったものが見えた。
文章に偏りがあるようにも思うが、
誰しも得る物があると思う。 -
読むと人生が少しだけイージーモードになる気がします。何かに気づくだけで自分の置かれた状況がよくなるなんてことはないだろうと思いながら読み進めましたが、他人に自己を投影していることに気付くだけで気持ちが随分と軽くなるように思いました。甘えの欲求を認識することで、自分を客観視し、他人への理解が深まる。しかもその気付きがないことには、自分の中の積極的な感情が育たず、人生から良いものが逃げていくと解かれています。
他人の眼を気にしている方も多いと思いますが、他人は自分の人生の責任を取ってくれるわけではないので、自分の内面に自身を持てば良いと諭されています。 -
この人の書くことめちゃすごすぎてすき!
Kindleで読んどるが本も買おうかなと思っている。
この本群を読んでいたらかなりの事が解決していきそう。
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自分の気持ちより周りの評価が気になる人、ちょっとしたことでイラつく人、極度の恥ずかしがり屋や嫉妬心が強い人など、生きづらさを抱える人や周囲を困らせる人の根底には、甘えの欲求への強すぎる渇望があるという。自分のことをよく知り自分をいたわることが、幸せに生きるコツだそうだ。様々な対人関係のトラブルに対処できる手がかりがたくさんあった。また読み返したい。
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幼少期の経験って大事だと感じる一冊。
生真面目は人間的に魅力がない辛さ。
また読み返したい -
読み終えた愛蔵版のほうが見つからなかったので、ここに登録。
自分の神経症のルーツと自分の愛し方を学べる本。
自分に当てはまりすぎて、しんどかった。
これから本気で自分を可愛がろうと思う。 -
刺さりすぎて痛い。
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自分を知るために必要な本であった
まさに自分はこの愛情が足りていないと感じる
自分のことであっても、ここまで奥深い深層心理のようなものだと
正直わからない
ただそういうことも頭にいれておくと、生きやすくなったりするんでは -
グサグサ厳しく消耗したにゃ
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人の心を見つめてきた学者である著者の救いを求める(自分で意識していなくても)人の心の動きや仕組みを解説した本書。
読み進めていくうちに、自分や周りにも当てはまることが書いてあり、自分は本当は辛かったんだと認められるようになる。
この本を読むと、悪魔を倒すには悪魔の名前を知ること。ということが思い出される。
またおそらくこの本で言われていることは机上の空論ではなく、身の回りで起きていることに当てはまることばかりのように思う。
本書の中には珠玉の言葉が多数書かれているが、自分が読んでいてこれが重要かなと思うのは以下の一言。
幼年期・少年期に親に甘える(気兼ねなく自分のわがままを通すこと、またそれができる安心感)が出来なかった人は、成年しても人に甘えたい願望を残したまま成長する。しかし本人はそれを否認したいため、それは他人に対する攻撃、依存、恩を売るなどの行為として表出する。この状況を変えるには、まず自分の中に甘えの欲求があることを認め、自分の中に客観的に自分を見て、受け入れてくれる自分を作ることが肝要。 -
旅行に行って自分の思い通りにならなく、癇癪を起す父親。大人になってうまく甘えられないということだと記述があり、確かに、目からうろこでありました。
うまく甘えられるようになるといいんだなと。
内容自体はなんとなく理解できるのですが、読んでいてなぜか疲れる文章でした。ビシビシ、指摘(説教?)しているような文章に感じてしまった。
あと、幼少期の親との関係にすべて結びついてしまうところも、あまり実感はなかった。 -
心理学はそんじょそこらの啓発本より硬質な真理を教えてくれる。「虚しい」「楽に生きたい」そんな思いを抱えている人におすすめ。
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↓の本と同じく先に読んでしまいました。
これも、やっぱり自分のことが書かれてるとしか思えない内容でした。
そして、自分のことだけじゃなく、心理的に大人になりきれてる人はこうなんだ…こう考えること・感じることができるんだー…と、少し理解できるようになった気がした一冊でした。
自分が何かに怒ってしまった時に、本当に怒るようなことなのか、本当はどうして怒ってしまっているのか、ちょっと冷静になって考えて見ようと思いました。 -
学生(らいすた)ミニコメント
自分の気付かなかったところを知れる
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1323338 -
メルカリ売却
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自分や周りの人の心に気づく事が出来る本だと思う。私も今から自分を大切にしなくては。
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私の人生の教科書です。私を精神的に育ててくれた師匠が教えてくださいました。摂食障害と正式に診断された自分が、一人前の人間として善良に、幸福に生きるために、生まれ変わろうと進み始められたのは、この本の哲学があったからです。今でも紐解きながら、何度でも初心に立ち返って自分に向き合っています。ボーダーラインと書き込みだらけです(笑) おすすめです。正直アダルトチルドレン、うつ気質の人、幼稚な人で生き方を変えたい人は皆読むべきだと思いますね。専門書ではなく、一般書ですから少し頑張れば読めるものです。
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そうだよね、と再確認。
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何年か前に衝動買いした文庫本ですが
薄い中にも盛りだくさんの内容。
語調は少しきつい部分も多いけれど、
それだけに自分のこれまでの生き方を
振り返らざるを得なくなります。
日頃自分の「感じ方」に違和感を持っている人には
ぜひ読んでいただきたい。 -
なんでこの人はこんなに私のことがわかるんだろう……その通りです、私は甘えることを禁止されて生きていた。結果、いま人間関係がこわい、他人の好意がこわい。そして愛に飢えてる。これから自分で自分を大事にしよう。本当に。