地球文明の寿命: 人類はいつまで発展を享受できるか

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569615448

感想・レビュー・書評

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  • 対談本から得られるものは、ざっくばらんな意見や感想、大きなイメージや概念、大胆な仮説や問題提起といったものだろう。ただ、最終章の論議はあまり噛み合っていない。

    俯瞰することの重要性、要素還元主義への批判。ストック型文明とフロー型の文明。人権・民主主義・市場主義への批判、マルクス思想の擁護。

    ・インド洋とアラビア海の深海底コアの花粉分析によると、90万年前以降にヒマラヤを境にして東の湿潤気候、西の乾燥気候が確立する。これ以降、10万年周期で氷期・間氷期を繰り返すようになる。
    ・インドヨーロッパ語族も漢民族も、もともとは牧畜民。

  • 新たな発見があった一冊.

  • ストック依存型文明とフロー依存型文明
    ストック依存型とは化石燃料などを用いて発展させる文明の形態。
    フロー依存型とは自然のエネルギーの流れの中で生活を維持すること。
    たとえば江戸時代。
    このやり方では10億人くらいの人間しか維持できないとも。
    欲望を抑制する精神改革が必要だと。
    そもそも人間が長く生存することにどんな意味があるのだろうか?

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著者プロフィール

1946年静岡県生まれ。
1972年東京大学博士課程修了。
複雑理工学、地球惑星科学専攻。
現在、東京大学大学院教授。
著書 『宇宙人としての生き方』
『お父さんと行く地球大冒険』(以上岩波書店)
『惑星科学入門』(講談社)
『一万年目の「人間圏」』(ワック)
『地球・宇宙・そして人間』(徳間書店)
『宇宙誌』(徳間書店)など多数。
テレビ出演・雑誌等で活躍中。

「2005年 『「人間圏」の未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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