- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569624792
作品紹介・あらすじ
日本の会議を根本的にクリエイティブなものに変えたい。会議とは本来爽快なものだということを知ってほしい。この本は、その一心で書いている。これまでの会議がダメであった理由をつきとめ、クリエイティブな会議のスタイルを具体的に提案する。
感想・レビュー・書評
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「攻めるコミュニケーション」
会議とは積極的にアイデアを出し合って何かを決める場という理解はあまり浸透してないように思います。
これは我が社だけでなくどこもそうなのかもしれません。
本書はそんな会議を
①ポジショニング
②キーワードシート
③マッピングコミュニケーション
で変えようというものです。
具体案を絞り出す作法として有用やと思います。
「要約力」と「段取力」
相手の意見
自分の考え
資料
を要約できるスキルは仕事やっていく上で必須です。
そこに優先順位をつけ段取りを組む力がつけばかなり会議をコントロールできると思います。
「暗黙知と身体知の言語化」
暗黙知を共有できればコミュニケーションがはるかに楽になります。
お互いに知ってるけど言葉にならないとか身体がおぼえてる言葉を共有するには一度言語化する必要があります。
言語化するには暗黙知を引き出す力が大切になってきます。
他人の暗黙知を引き出すために自分の暗黙知と常に付き合っていくという感覚が必要です。
ふっと浮かんでくる暗黙知を言語にする練習です。
それができれば他人の暗黙知を自分が言葉にしてあげるということが可能になります。
その究極の形が黒子のバスケのダイレクトドライブゾーンなんかなと思います。
まあバスケと会議は違いますがアタマとカラダが共通になって前へ進む感じかなと。
まずはホワイトボードで練習しようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネス選書サマリー。ほとんどの会議が無駄なことや日生産性のオンパレードで全く実効性がないことに問題を提起している。冒頭の会議が末期症状になっているかどうかをチェックする15のポイントは面白い。
その会議を活性化し見事に成果を出すための具体的な事例も豊富に紹介されている。会議の目的やスタイル、参加者などそれぞれのスタイルが形があるのでどれが当てはまるかはいろいろトライ&エラーで見出してみるのも面白いかもしれない。 -
明治大学教授の会議手法の提案
ファシリテーション手法と似た部分もありますが、3色で色分けするところは筆者らしさが出ています
オンラインでやるときには、何が使えるか試してみようっと -
管理組合理事長のときに会議時間を短くするためのヒントを得るために購入。
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流行の著者ではあるが、テーマに無理があると感じた。役に立つことも多少含まれているが、業務ではBest Practiceを考えたりするときに役立つかも。
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・ひとつでも突出したよいアイデアが生まれれば、その会議を成功とみなす
会議革命を起こす10の法則
1.とにかくアイデアを出す
2.「結果の出やすい」テーマを設定する
3.三色に色分けして、聞く・話す
人の言っている言葉も三色で色分けする
4.インスパイア・アイテムを用意する
トイレに立った人の席をつめてしまう
5.身体のモードを切り替える
6.他人の脳みそを使う
7.ホワイトボードに書き込む
8.スポーツ感覚で臨む
9.全員の顔が見える位置に座る
10.何かを決めてから会議を終える
三つの革命
ポジショニング(直角二等辺三角形を作る)、キーワードシート、マッピング・コミュニケーション -
著者には興味があっても、ビジネス書とかマニュアル本とかはあまり読みたいと思わないので、手を出さずにいた。でも、実際に仕事の中で、会議のありように疑問がないわけではなかった。半分以上あきらめてしまっているということもあった。会議に出ることで、「今日は頭を使ってすがすがしい」とか、何かしら「もっとがんばらねば」という思いを抱くこともあるにはある。けれど大半はむなしく時間が過ぎていくのを待つだけだ。何とか変えられないものか。それでこの本に行き当たった。どんな場合もこのやり方が適当ということはないと思うが、何かの新しいアイデアがほしいときには効力を発揮すると思う。まず2人組になって、向かい合うのでも、横に並ぶのでもなく、直角に座る。この位置関係は確かに良さそうだ。自分の経験でも議論が活発に進むような気がする。そして,B4白紙の紙にキーワードを書き並べていく。3色ボールペンを使って。客観的に重要と思われるものは赤で、まあまあ重要は青、直感的におもしろそうなアイデアは緑。慣れるまでは色分けは難しそうだけど、3色を使い分けることで視覚にうったえる。時間を決めて、良いアイデアをしぼり込む。そして各グループが発表。ホワイトボードに書き上げ、最終的にいくつかを採択する。身体論の専門家でもある著者は会議前に体を動かすこともすすめている。その方がアイデアが出やすい。さらに、2人組は男女の組み合わせの方がより良い効果が出るようだ。そしてたぶん最も大事なのは、結果の出やすいテーマを選ぶということ。抽象的なテーマにすると、常に不毛の議論に終始してしまう。その後はただただ徒労感あるのみ。もちろんあらかじめどういう結論に持っていくかを考えておく(そして司会者がそのようにし向ける)というのではなく、結果として何か具体的なアイデアが出て、すぐに実行に移せるのであれば会議をやった甲斐があるというものだ。自分のところでも、早く実際に試してみたい。
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会議、多くの時間を費やすからこそ、よりクリエィティブな時間としたいもんです。この「会議革命」は、どうしたらクリエィティブなアイディアが出るかに特に特化した一冊。カラーペンを使う、知覚位置を上手くコントロールする、マッピングコミュニケーションを活用するなど。
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宮中御前会議になっている職員会議や授業検討会。
マッピングコミュニケーションは、職員会議に使うのは難しいかもしれないが、対策や企画を生み出すには有効だと思った。またクラスでやるならばホワイトボードより、ノートの方が視覚的に残るからいいのではないかと思った。でもホワイトボードを使う先生が多いのはなんでかな?何かよさがあるんだろうな。 -
子どものグループワークでも応用できそうですが、今行っている会議をどうしたらよりクリエイティブにできるかを考えました。固定席をやめ、グラフィックファシリテートやブレストを導入できるといいのに…。
本書の内容とは関係ないですが、せめて、資料を読んで検討という流れをやめ、提案の趣旨及び検討事項を説明しながら検討する。(趣旨・検案事項を資料に四角がこみで示す)ことで、提案文書の検討ではなく、提案内容をよりよくする話し合いの要素を強くできるといいかなと思いました。