武術の創造力: 技と術理から道具まで

  • PHP研究所
2.50
  • (0)
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 19
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569627106

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  これは現代日本人同士の会話なんだろうか。
     読み始めた当初、わたしはそう感じた。まるで武術の師範と弟子みたいだ。

     けれど、読み進めれば当初は弟子のようだった多田容子氏の視点の豊かさが輝き、甲野氏の知識の深さに惑う。
     話がどこに行くのか分からない対談だけれども、互いに好きなものについて語っているからか、ぜんぜんよく分からないことでも面白い。

     たぶんここで書かれている文武両道のように、いろんな知識がどこかで1つにまとまるんだろうけれどその道筋が見えないのが残念。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1949年、東京生まれ。
20代はじめに「人間にとっての自然とは何か」を探究するために武の道へ。
1978年、松聲館道場を設立。
以来、日本古来の武術を伝書と技の両面から独自に研究し、2000年頃から、その成果がスポーツや音楽、介護、ロボット工学などの分野からも関心を持たれるようになり、海外からも指導を依頼されている。
2007年から3年間、神戸女学院大学で客員教授も務めた。
2009年、独立数学者の森田真生氏と「この日の学校」を開講。
現在、夜間飛行からメールマガジン『風の先・風の跡』を発行している。
おもな著書に、『剣の精神誌』(ちくま学芸文庫)、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』(聞き手・平尾文氏/PHP研究所)、『ヒモトレ革命』(小関勲氏共著/日貿出版社)、『古の武術に学ぶ無意識のちから』(前野隆司氏共著/ワニブックス)などがある。

「2020年 『巧拙無二 近代職人の道徳と美意識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

甲野善紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×