「芸術力」の磨きかた

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569628974

感想・レビュー・書評

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  • 良くも悪くもりんぼーてんてーの本、という感じ。使いやすいのでよくレポートのネタに使わせてもらいましたw

  • [ 内容 ]
    何やら重々しい響きと敷居の高さを感じさせる「芸術」という言葉。
    けれど、真の芸術とは雲上の特別な世界ではなく、人生を豊かにする最高の遊びであり、万人の「生きる力」なのである。
    とはいえ、鑑賞しても作品の良さがわからない、表現したくても最初の一歩が踏み出せない、そんな憧れと諦めに戸惑っている人は多いはず。
    絵画、音楽、写真、文筆と芸術全般を楽しむ著者が、上達への具体的ノウハウを示しながら、誰もが内に秘める「芸術欲」を満たす基本的心得を説く。
    日常が変わる芸術的生活への招待状。

    [ 目次 ]
    1 芸術生活をいかに過ごすか(すばらしき「芸術欲」の萌芽;なっていない日本の芸術教育;芸術を考え、そして遊べ)
    2 芸術を鑑賞する(受け手が芸術を育てる;鑑賞力をいかに鍛えるか)
    3 自分で表現する(自己改革としての芸術;表現力を高めるための心得)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 林先生の文章は、歯に衣を着せぬはっきりとした論調で面白い。

    今回は芸術力について。
    芸術は頭を使って考えるもの、子供の感性が優れているという幻想、
    自己表現として行うことが大切と自らに、表現者として鍛錬をかす芸術家としての著者からの示唆に富む一書。

    たしかに、自分の感性優れてますとか、独りよがりで意味のわからないことを言い出す人に読んでほしいです。

  • すごく頷ける。

    でも、芸術を勉強するには経済力がないと続けられない。音楽教師にでもならない限り“趣味”になる。演奏会を開いても、身内の集まりにしかならない。。。

    林さんみたいな方が増えて欲しい。


  • 特になにが書かれてあるわけでもなかったです。

    (2009.06.06)

  • 林さんの芸術との付き合い方はニガテ。
    この本を読んで得られたことといえば…
    精通してるというだけでナビを頼むのは危険だということ。
    特に、感覚の世界とか。。


    江國香織さんは素晴らしかった!
    「日のあたる白い壁」は良かった〜☆

  • 芸術は遠いもんじゃないんですよ、ってことがすごく伝わる。かつて旅行時の別れ際に人づてでH之氏に贈ったもの。本の題名は正直いらっとくるが。

  • 最近artにもっと触れてみたいと思って手に取った一冊。東京芸大の元助教授・林望が芸術における鑑賞力の重要性を説いている。何か描く時にはモノをイメージで見るのではなくて、観察して、更に考える事が必要。

  • 言いたいことはわかるんですが、肝心のメソッドも真新しい内容ではないし、どうも著者の傲慢とも取れる箇所が多かったのが残念です。

  • 芸術を始めるための基礎を教えてくれます。読みやすい・わかりやすいという特典も付いた素晴らしき本。勉強になりました。

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著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。

慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(Pコーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で、国際交流奨励賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論等著書多数。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)『謹訳世阿弥能楽集』(檜書店)『謹訳徒然草』(祥伝社)等著書多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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