会社が放り出したい人・1億積んでもほしい人

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569638164

作品紹介・あらすじ

給料泥棒の「三無」管理職とは?「社内力学」だけで出世した人とは?仕事ができても会社を潰す社員とは?サラリーマンがビジネスパーソンに変身するためのノウハウと専門技術!未来のリーダーに贈る勇気と希望の書。

感想・レビュー・書評

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  • 日ごろから部下の欲をよく研究して、あなたが示す夢と一致するようなシナリオを紡ぎだす訓練を怠らない(p.235)

  • 会社に所属することが前提の働き方ではなく、
    いずれにせよ競争し淘汰されていく世の中であるなら、リーダーシップを発揮し、自らが事業を起こせるレベルの働き方をすべき。
    所属前提の生き方はダメ。

  • メモ
    •戦前の日本
    福沢諭吉、北里柴三郎と言った学者が需要があると気づいた人が供給者になるような大胆さが普通だった。
    今は、縦社会化が進み、横の世界への飛び出しが減り、スケールの小さい人が増えた。

    •今までの出世する、しない人
    出世するのは、誰からも恨まれず、上からは気に入られる、引越しの手伝いが例。今の会社のトップはこのような責任、決定力の無い人の集まり。
    しない人は、有能だが、誰かの気分を害したりして、良い、悪いに関わらず目立つ人。

    •会社の欲しい、いらない人
    成功するのは、周りを鼓舞し、動かしていくことに頭脳を働かせる。
    失敗するのは、動かされている側の人間。

    サラリーマンは上司に気に入られなければ終わり。自営業なら一人の客に嫌われても他の99人に好かれればOK。

    3年でマスター出来るほど、仕事は浅くない。極めるほどに自分の浅さに気づける人は成長するし、成功する。

    アントレプルニアルな人材が必要
    ①仮説を構築出来る
    ②実行力がある
    ③みんなと力を合わせて仕事が出来る

    放り出したい有害社員
    ①マイナス思考
    ②デマを飛ばす
    ③やる気の無い

    ゼロサムゲーム。プロ野球は全球団の勝ち数、負け数は足すと0になる。
    ビジネスは、9失敗でも1成功でカバー出来る。

    •経営者が側に置きたいのは誠実な人
    良い情報だけでなく、悪い情報も性格に伝える部下

    •学習意欲
    学歴だけでエリート意識を持ち、学習意欲が無いのは最悪。頭だけ無駄に良いので、不平不満のオンパレードになりがち。

    •自分にエンジンがあるか無いか
    テレビ好きは受け身で考える力を削ぐ。本好きは自ら行動するエンジンを備えている。

    ◆1億円プレーヤーの条件
    大前提、一芸に秀でたものがある
    ①強烈な目的意識
    30年程度の長期プランを考える。
    ②常に原因自分論
    ③絶対に諦めない
    ④表現力
    ⑤信用
    時間を守る、お金の管理
    ⑥真の仲間
    真剣度に応じて協力し合える仲間

    経営者に経営理念が必須
    利益が出せない経営者は犯罪者同然

    ◯人はなぜ働くのか
    ①豊かになる=お金
    ②名誉や権力
    ③自己顕示欲、達成欲

    ◯ソニー創業者、井深大、松下幸之助、長期、中期目標を語る

    ◯部下はリーダーの背中をよく見ている。常に見られていると意識せよ。

    ◯会社の最大の仕事
    人を育てること。

    人材教育は、夏の芝生の雑草刈りに似ている。
    人は失敗を繰り返すものだから、何度も何度も教える、それが教育だ。

  • モチベーションアップ本。

    「いままで出世した人」の項は面白い。
    サラリーマン社会の悲哀が感じられる。

    「常に原因自分論で生きる」ってのは本当その通り、大事だと思う。

  • 本はたくさん読んで考えて勉強して、人の話はよく聞いてメモを取る。
    常にポジティブに、いいかげんなことは言わない、やる気を持つ!

  • ・大企業の子会社は出世レースから離脱した社員の受け皿である。
    →なるほど、と思った。アメリカの大企業の子会社は不良資産を飛ばすために、日本の大企業の子会社は不要人材を飛ばすためにあるのか。

    ・小さな子会社(できればそんなに利益があがっていない)に行って、経営者としてその子会社を立て直すことが、経営者になるための訓練になる。
    →これについては、最もリスクが少なく経営者としての訓練ができる方法として紹介されているが、経営者になるには経営者に近い場で、経営者に似た経験を積んで鍛えるしかない、という示唆を含んでいる。
    つまり上達したい事があれば、あーだこうだいって準備に時間をかけるよりも、最低限の準備をしてさっさとその事をやってしまえ、ということなのだろう。

    ・リクルートがすごいのは中小企業のから広告を取ってくる営業、そして起業して成功するのは、トップ成績だった営業マンではなく、それを裏で仕掛けている参謀たち。どんな仕組みをつくれば営業がモチベーション高く踊ってくれるかを考え、常に組織を活性化させる仕組みや仕掛けを手掛けている人たちこそがリクルートの頭脳であり、起業しても成功する人材である。

    ・アントレプレニアルな人材:仮説思考+実行力+皆と力を合わせて仕事ができる人
    →「サラリーマン」ではなく、「ビジネスマン」として必要な事を言っているように思う。日本企業には上記の能力を持つ人材が圧倒的に不足しているという。なんでだろう?と考えてみると、「世の中にある問題に、正しい答えがどこか一つある」とう潜在意識が仮説思考を妨げるのかな、と。

    ・経営者が放り出したい人材:(マイナス思考,デマを飛ばす,やる気がない)
    →これについては言及するまでもないような気がする。

    ・1億円プレイヤーの条件
    何か一芸に秀でている
    強烈な目的意識
    自分原因論
    あきらめない
    表現力
    信用がある
    真の仲間がいる

    ・経営者の条件(マネージャーではなく)
    自信
    勇気
    向上心
    メンタルタフネス
    これを確かめるためには、「企業の存在意義とは何か」「企業の目的とは」を考えよ。

    ・なぜ利益が大切かを社員に教えろ!
    国の予算配分を自分の利益に当てはめて考えよ!

    ・人には三つの欲望がある。①豊かになりたい欲(金が欲しい欲)、②名誉や権力を手に入れたい欲、③自己実現欲・自己達成欲。①~③の欲望の強さはばらつきがあり、どのバランスを持った人材がベストかは判断しがたい。しかし会社が放り出したいのは、間違いなくどの欲望も強くない人である。

  • 仕事ができる社員は社内の和を乱すから嫌われるのが日本のサラリーマン文化。
    日本で役員になるのは愚にもつかない連中ばかり。社内力学で何もしないのが出世の道だから。
    仮説が構築できる。実行力gあある。みんなと力を合わせて仕事ができる。
    有害なのは、マイナス思考、デマを飛ばす、やる気がない。
    これからの時代はどこの大学を出たなんて話はその人の能力とはなんら関係がなくなる。
    何か一芸に秀でる。強烈な目的意識を持っている。常に原因自分論で生きている。絶対に諦めない。表現力が身についている。国語力、読書しなさい。みんなが本を読まない時代だから、チャンスです。信用がある。真の仲間がいる。

  • 担当:Hirakawa
    対象レベル:初級〜上級
    内容:
    序章 人生の計算が狂ったエリートたち
    第1章 いままで出世した人・しなかった人
    第2章 会社がほしい人・いらない人
    第3章 これから出世する人・しない人
    第4章 一億円プレーヤーになるための訓練
    第5章 リーダーシップを鍛える方法

    こんなご時勢であるが故に自分の名前で独立していきたいと思い本書を手に取った。

    堀氏が以前から言うように、これからの時代は、会社にぶら下がる「サラリーマン」と、自分のスキルを磨き、会社がそれを活かす「ビジネスパーソン」に分かれるということを、さらに詳しく述べ、「ビジネスパーソン」の要件が書かれている。

    内容に共感するかどうかは置いておいて、真に価値有る人間になるということがどんな荒れ狂った時代でも最大の安定につながるということを再確認した。

  • リクルート出身者に成功多い。いままでは野村、日本IBM,ソニー 経営者にマイナス思考、デマを飛ばす、やる気のない人をつまみ出す 経営者に必要なもの 自信勇気向上心メンタルタフネス 「産業人の使命は貧乏の克服である。そのためには物資の生産につぐ生産をもって、富を増大しなければならない。水道の水は、通行人がこれを飲んでもとがめられない。それは量が多く、価格があまりにも安いからである。産業人の使命も、水道の水のごとく、物資を安価無尽蔵たらしめ、楽土を建設することである」 水道哲学 松下幸之助 三無主義はリーダの資格無し 考えない 学ばない 人の話を聞かない 失敗に理あり、成功に理なし 野村克也

  • 経営者の目から見た、会社にとって不要な人の基準が参考になりました。

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著者プロフィール

ドリームインキュベータ会長

「2017年 『戦略の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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