疑う技術: ウソを見破る9つの視点 (PHP新書 423)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569656403

作品紹介・あらすじ

「○○放題」は本当にお得?広告の写真や売り文句はどこまで信じていい?「科学的」という言葉にごまかされていない?選挙予測の報道は正しい?マインド・コントロールはカルトだけ?儲け話に騙されたり、「常識」が真っ赤なウソだったということは、もはや日常茶飯事。玉石混交の情報の真偽は、自分の頭で判断しなければならない。本書は、身の周りに潜む情報の落とし穴を徹底検証する。「数字」「言葉」「安全」「メディア」「通説」はどこまで信用できるのか。本質を見極めるための知的情報整理術。

感想・レビュー・書評

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  • 序章 「理解する技術」と「疑う技術」/第1章 セールスを疑え/第2章 数字を疑え/第3章 言葉を疑え/第4章 「科学的」を疑え/第5章 安全を疑え/第6章 メディアを疑え/第7章 通説を疑え/第8章 組織を疑え/第9章 自分を疑え

  • 地頭(ぢあたま)力という言葉がはやっているようですが、それと一脈通じます。ある事柄のウラにある真実を見抜くために、鵜呑みじゃなくて「ちょっと待てよ」と考える余裕と視点を持ちましょう、という本です。

    かくいう余裕を持つためには、鵜呑みをして胃を痛めるような経験がいくつも必要なんでしょうけどね。

    しかし感心…というより笑っちゃったのは、これまで宣伝や企画提案の仕事を通して使ったことのある“方便”が全部書いてあること。説得術というのは相手の疑いを解く術ですから、騙し術と紙一重なんですね、きっと。

    だから「疑う技術」じゃなくて「騙す技術」として読むと、この本の面白さがさらに増すかも知れません。

  • 何でも鵜呑みにせず、自分の頭で考えてみようという本。その際、自分の思い込みの罠にかかっていないかは注意が必要だが。マンションの最上階が一階に次いで空き巣に狙われやすいとは、意外だったが、考え見ればそうかもしれない。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・新書がベスト

  • 全体的に薄いね。

  • 悪くはなかった。疑うべきポイントは合ってると思う。
    しかし和牛と国産牛の違いを品種と産地の違いとしか書いてなくて、食品は最終加工地が産地とされることや(なので学校給食からは原産地の証明書まで要求される)、では牛は何ヶ月そこで育てたら国産牛となるのかまで話を詰めていなかった。
    タイトルが疑う技術の割りにはそういう、詰めの甘いところが見受けられたのが残念。
    そういう細かいことを気にせず読むにはいいと思います。

  •  良いも悪いも根本的にここに書かれていることが納得できなければまずいだろう。今の世の中自分を守るためには嘘もつくその嘘を未然に認識することが大切そのための入門書と思えばよいだろう。
     
     しかし、いちいち人を疑わなければならない世の中にしてしまったのは、どこのどいつなんだろう。もっとおおらかな世の中だったらまた違った世界になっただろうに。

  • 小学校低学年の道徳の授業にでもどうぞ。
    あまりに低レベル。
    これは酷い。。。

  • サラサラと読めました。犯人には精神疾患の通院歴がある…と報道したのは日本だけで、海外のニュースではそこは触れられなかった、という例にハッとさせられました。犯罪に巻き込まれて、心のケアを行っている人もいるのに、悪いイメージを植え付けるかのような報道では?とか、一面しか見ていないね、と疑うことは確かに必要だと思いました。

  • 「疑う技術」と言いながら、著者自身が固定観念に囚われた事を書いていたり、チョット筋違いの例を出してみたり、すこし雑な作りをしているなと言う印象を受けた。他の本ではあまり感じることがなかったので、この本は何かの理由で急いでつくって出版してしまったのだろうか、と思った。

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著者プロフィール

藤沢 晃治(ふじさわ・こうじ)

慶應義塾大学卒業。管理工学を専攻し、卒論では、AI(人工知能)をテーマとしてチェスを指すプログラムを作成。大手メーカーでも専攻を活かして、ソフトウェア・エンジニアとして勤務。『「分かりやすい説明」の技術』、『「分かりやすい文章」の技術』、『「分かりやすい表現」の技術』の3部作のベストセラーなど、講談社・ブルーバックスの著作がシリーズ合計65万部を超える。2005年に退職後、数多くの企業向けの研修で活躍中。「分かりやすく伝える技術」をテーマに、日本テレビ系の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』にも講師として出演。TOEIC900点、英検1級、工業英検1級、通訳ガイド資格(英語)なども持つ。
その他に『日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法』(三笠書房>)、『新装版「分かりやすい表現」の技術』(文響社)、『心を動かすプレゼンの技術』(角川書店)、『「判断力」を強くする』(講談社)など著書多数。

「2020年 『頭のいい段取り すぐできるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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