- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569675725
作品紹介・あらすじ
打ち込めるような部活も見つからず、平凡な毎日を過ごしていた桜井祐也の高校生活は、ディベート部副部長・九重崎アイラとの出会いによって激変する!美少女としての魅力がずば抜けているだけでなく、学園中から恐れられる「ディベートの天才」。頭脳明晰かつ強引な性格のアイラを言い負かせる者など誰もいない!桜井はそんな彼女と遭遇し、思いもかけなかった自分の才能を開花させていく…。
感想・レビュー・書評
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ディベートがテーマのラノベと聞いて、興味本位で読んでみた。
「未来の世界の猫型ロボットは少年にとって有害である。是か否か」とか「ファーストキスが許されるのは小学生までである。是か否か」とか、ラノベらしいテーマがある一方で、「スーパーのレジ袋は全て有料にすべきである。是か否か」などの真面目なテーマもあり、どちらも楽しめた。
ただ、クライマックスのディベートでのテーマが「自動車が現代社会の発展を妨げている。是か否か」だったのが少し残念・・最後こそ思い切りラノベらしいテーマを扱って欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一応ディベートの話。まあ、ラノベだし、こんなもんでしょ。
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競技ディベートを題材にした
部活バトル(スポーツ競技と同様の意味で)もの
きちんと競技として取り扱っているのは良いのだが
「ゲーム」内における「ミステリ」のようほどには
その「きちんとルールが定まった中での勝負」が描けておらず
競技ディベートというのがあってこういう感じのものなんですよ
という紹介に留まってしまっていて
極端に言えばリプレイ(競技進行例描写)のような出来
娯楽作品としては残念
主人公やヒロインらもきちんと設定されているけれども
活躍場面が用意されていないので
おとなしく役割分担の枠内に留まる
題材自体は上に書いたようにミステリと同等に
バトルとして用いられるものだと思うので
今後の展開次第か -
デビュー作。
Kindle版で。
ディベートという小難しいテーマを扱いながら、ちゃんとエンタメでした。
ディベートって言葉だから、小説向きなのかもね。
恋とか仲間とか特訓とか戦いとか、少年漫画みたいだった。
でも何よりよかったのは、主人公と一体となって読めたこと。
主人公と一緒に高揚感みたいのを体験できたのが、気持ちよかったな。
続編も読んでみたいかな。 -
ディベートを題材とした珍しい作品。扱ってるものの性質上、文章媒体ってのは合ってる気がしました。ラブコメの方は王道で。橘さんも可愛いけど先輩のキャラは嫌いじゃない。次以降は主人公を加えて先輩を取り合うトライアングルストーリーですね分かります(ぇ 次も読みたいがなかなか置いてないんだよなぁ。
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主人公があまり好きになれない奴だったが、橘さんが可愛いので十全です。
あと新村が不憫すぎてちょっと可哀想ですが、橘さんの方が可愛いです。
ディベートの部分が結構面白かった。
政策系、お遊び系となかなか面白い討論をしてくれる。
自動車の社会問題についてとかよくやったなって思う。
ラブコメ部分はちょっと微妙だけど、続刊に期待。 -
主人公の男の子が高校の部活としてディベート部に入ること以外は普通のライトノベル(そもそもライトノベル自体あまり読んだことないけど)。ディベートに関してはド素人のはずの主人公が入部前から能力の片鱗を見せているのがバトルマンガっぽかった。
そもそものディベートの成り立ち(大衆の前で行われる政策論争)やディベートのルール、難しさ、魅力がちゃんと書かれた。あとはベタなラノベ展開ももちろん。
ただ、読めば読むほどディベートはかなり知的な競技だってわかってきて敷居はあまり低くないと思った。ていうかなんでテーマがディベートなんだろ笑 -
競技ディベートラブコメ。
競技ディベートというものを見たことない者から見ても、おそらくあんまりディベートディベートとはしてない気がするけど、とりあえずはこのぐらいが導入としてはいい……のかな?w とはいえ、その面白さは充分に感じられたので、続刊に更に期待するところ。
ラブコメ部分はかなりツボだった。こちらも続刊に更に更に期待! -
ディベートという固いイメージのものを扱っているラノベ。
なので読みにくいかと思っていたら読みやす過ぎた(笑)
著者の表現力が豊かで情景がすんなり入ってきて、でも重くなく、むしろ軽い調子で話がとんとん拍子で進んでいく。
それでいて熱さも、青春もあるのでツボでした。
残念なのは表紙の子が可愛さが足りないことくらいか(笑)
評価は初刊ということで甘めに!