草原の覇王チンギス・ハーン (PHP文芸文庫 つ 1-1)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569675916

感想・レビュー・書評

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  •  モンゴル軍はなぜ殺戮を繰り返したのか、連戦連勝をつづけてはいるが確保地点は城市のみ、全土に暴動が起きれは退路を断たれ自滅するほかにない。そのよな不安にかられながら彼らはひたすら凶暴になる。これは日本軍が中国に攻め入り満州国を樹立したときと似ている。日本軍の非道な行為は聞くに堪えない。

  • 考えてみれば、初めてのチンギス・ハーン伝記であった。
    後半、それはもう強い強い。
    版図を段々と広げていくのではなく、だいたいの版図はチンギス一人でやったのだと。
    そして体制づくりまで。
    大天才、
    大英雄とはこのことだな。

    残虐とかそういうのはちょっとずれた批判なのかもしれないとおもった。

  • 題材としてはなかなか難しいチンギス・ハーンの時代小説。
    「何故、モンゴル軍が強かったか」についてはよく書かれているものの、何せ活躍地域が広いので地理感が多少なり無いと付いていくのは厳しい。わたしはところどころは地図見ながら読んでた。もう少し個人的な場面の描写があってもいいのではないかとも思うけど、それだとこんな1冊で収まるようなものではないだろうな。
    ところで、序盤の方の金国の描写で「右丞相 完顔(ワンヤン)がタタール征伐へ」とあるんだけど、金国の王族の姓が「完顔」なので、大抵そうなるんだけどな、って思った。

  • (欲しい!) チンギス・ハーン/文庫

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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