- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569675916
感想・レビュー・書評
-
モンゴル軍はなぜ殺戮を繰り返したのか、連戦連勝をつづけてはいるが確保地点は城市のみ、全土に暴動が起きれは退路を断たれ自滅するほかにない。そのよな不安にかられながら彼らはひたすら凶暴になる。これは日本軍が中国に攻め入り満州国を樹立したときと似ている。日本軍の非道な行為は聞くに堪えない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
考えてみれば、初めてのチンギス・ハーン伝記であった。
後半、それはもう強い強い。
版図を段々と広げていくのではなく、だいたいの版図はチンギス一人でやったのだと。
そして体制づくりまで。
大天才、
大英雄とはこのことだな。
残虐とかそういうのはちょっとずれた批判なのかもしれないとおもった。 -
題材としてはなかなか難しいチンギス・ハーンの時代小説。
「何故、モンゴル軍が強かったか」についてはよく書かれているものの、何せ活躍地域が広いので地理感が多少なり無いと付いていくのは厳しい。わたしはところどころは地図見ながら読んでた。もう少し個人的な場面の描写があってもいいのではないかとも思うけど、それだとこんな1冊で収まるようなものではないだろうな。
ところで、序盤の方の金国の描写で「右丞相 完顔(ワンヤン)がタタール征伐へ」とあるんだけど、金国の王族の姓が「完顔」なので、大抵そうなるんだけどな、って思った。 -
(欲しい!) チンギス・ハーン/文庫