[新装版]本田宗一郎からの手紙

著者 :
制作 : 片山 修 
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569691978

感想・レビュー・書評

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  • 1.ホンダ製は性能が良く、バイク、車ともにお世話になってます。その創業者である本田宗一郎についてあまり詳しくなかったので、読みやすくなってたこの本を購入しました。

    2.この本は、手紙と書いてあるように、その状況に陥った時に、本田宗一郎が送ってくれる言葉集と思っています。失意の時、驕った時、自立の時、仕事の時、自由の時、若さの時の6章に分かれています。マイナスな表現は一切なく、経験者が困難の乗り越え方を語るというイメージをしてもらうとわかりやすいです。

    3.大学まで勉強したところで、頭でっかちになってしまっては世間では通用しないという言葉にハッとしました。私自身、学歴なんてものは関係ないと思いつつも、仕事で好成績を収めている人が高学歴だと、落ち込むことがあります。本田宗一郎のように、学歴に囚われず、考えることをやめないで地道な努力を怠らない人間でありたいと思いました。
    また、P.54の読書量を誇っているきみへという節では、本は非効率な時間の使い方で、暇な人を探して話を聞いた方が早いという言葉に驚きました。そのかわり、どんな人からもざっくばらんに話を聞き、自分の経験と組み合わせるという事が大切と述べています。経営者の大半は読書量が多いので、著者自身もそうなのだと思っていました。私も人の話をざっくばらんに聞き、常に考えをやめない人間でいたいと思いました。

  • ホンダの考えの特徴的な部分のいくつかを言葉として身に付けることができた。

  • 【学歴・競争社会だからこそ大事なこと】

    本書は、「失意のとき」「奢りの時」など、項目別に細かくわかれており、口語調で書いてあります。
    「ゲンコツおやじ」だった本田宗一郎氏。
    とても人間味あふれる言葉が、迷った心にしみわたり、元気が湧いてきます。
    何か失意の時には、この本を紐解くと答えが載っているかもしれません。
    とても素晴らしい一冊に出会ったと思います。

  • 通院している病院の待合室で出会った本。「人生死ぬまで用事があるんだよ」というような言葉にじーんときました。そうそう。その用事は自分で見つけ出していかないとだね。ちょこちょこ読み中。

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著者プロフィール

片山 修(カタヤマ オサム)
ジャーナリスト
愛知県名古屋市生まれ。経済、経営など幅広いテーマを手掛けるジャーナリスト。鋭い着眼点と柔軟な発想力が持ち味。経営戦略、マネジメントにも造詣が深く、長年の取材経験に裏打ちされた企業論、組織論、人事論、時代論には定評がある。2001年から2011年まで学習院女子大学客員教授を務める。
『時代は踊った――オンリー・イエスタディ‘80s』(文藝春秋)、『ソニーの法則』『トヨタの方式』(以上、小学館文庫)、『本田宗一郎と「昭和の男」たち』(文春新書)、『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』(潮出版社)、『社員を幸せにする会社』『技術屋の王国――ホンダの不思議力』『豊田章男』(以上、東洋経済新報社)など、著書は60冊を超える。

「2021年 『山崎正和の遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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