- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569703466
作品紹介・あらすじ
英語を話すもうひとりの自分(アルターエゴ)がビジネス思考を変える。
感想・レビュー・書評
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高校の後輩が書いた本。著者を知ってるだけに学習効果は目に見えて高いと思う。スキマ時間で学習できるので忙しい人でも可能。
が、いかんせん、目的或いは目標がないと続けられるものではない。しゃべれたらいいなぁ程度では続かなかった。今の目標が達成できたら、次に考えよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外国語の習得は、10-12歳を過ぎると極端に難しくなる。(臨界期仮説)
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アルターエゴの存在!
この言葉初めて聞いたけれど、
私がいつも英語を話すときに感じること。
実年齢○歳の私、英語ではたった3歳くらいの
子供のようなmini me
言いたいことの
何十分の一しか言えないもどかしさ。
んでも、それでいいんだなぁ。
違う私がもう一人いる。
そう思うと、そのもう一人の私と話せるのが
英語なのでは、と思える。
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”脅迫的な外発的モチベーションではなく、英語によるアルターエゴ形成のための内発的モチベーションで英語を学ぶ。
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T:
P:
O:
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<読書メモ>
★ヒトリゴト学習法
・レベル1:浪費・空費の時間に英単語を学ぶ
知っている単語を取り上げ、英語で説明。
自分の苦しい説明と、英英辞典の説明を比較。
辞書にマーキング。
1000語を目指して楽しく続ける
・レベル2:内容語を聴き、リズム感を身につける
演説・講演サイトで、映像・音声・テキストを入手
内容語に丸をつけてから音声を聞く
映像をみる
丸の部分を強調してヒトリゴトする(同じ演説を)
イメージトレーニングで話者になりきる
・レベル3:ネガディブな思いを起点に英語で自己主張訓練
自分がよく使う日本語ヒトリゴトを5つ見つける
5つのヒトリゴトを英語で定義し、英英辞典で確認
5つのヒトリゴトが出そうになったら英語で言う
ネガティブなヒトリゴトに Why?/Because で原因を問う
原因を解決する
日本語でなぜなぜ5回を考え、英語での問題原因と比較する
・英語の語順になれる法
1.短くて、やさしい文を読む
2.長くて、やさしい文を読む
3.長くて難しい文は、できるだけ避ける
★演説の音源が無料で入手できるサイト
・ホワイト・ハウスのニュース
×http://www.whitehouse.gov/news (404 Not Found)
→http://www.whitehouse.gov/video
・アメリカ修辞学のサイト
http://www.americanrhetoric.com/
http://www.americanrhetoric.com/top100speechesall.html
★Martin Luther King, Jr.の「I Have a Dream」が1位
http://www.americanrhetoric.com/speeches/mlkihaveadream.htm
※修辞学…受け手に感動を与えるような表現方法を研究する学問
・The Voice of Ameria(VOA)の英語学習者向けページ
http://www.voanews.com/specialenglish/index.cfm
→http://www1.voanews.com/learningenglish/home/
アメリカ政府が後援。ニュースや文化的な情報をテキストと音源(MP3フォーマット)で提供” -
「アルターエゴ」を手に入れるという新しい発想がある。
そして、英語を身につけるのは、アルターエゴを身につけるため、というのは、動機づけとしては、説得力があると思う。
実践的な英語学習法がここにある。けど、実は楽しそうな感じもする。英英辞典を活用することができそう。
[more]
(目次)
理論編
1.英語を学習する理由
2.英語の学習はなぜ難しいのか
3.スピーキングはなぜ特に難しいのか
4.英会話ヒトリゴト学習法
5.ヒトリゴト学習法の理論的なポジショニング について
実践編レベル1 ヒトリゴトによる基本語彙の形成
1.学習法の背景(レベル1)
2.ヒトリゴト学習法(レベル1)
実践編レベル2 ヒトリゴトによる発音の矯正
1.学習法の背景(レベル2)
2.ヒトリゴト学習法(レベル2)
実践編レベル3 ヒトリゴトによるビジネス思考の訓練
1.学習法の背景(レベル3)
2.ヒトリゴト学習法(レベル3)
発展編
1.ヒトリゴト・パートナーを探そう
2.文法の世界の、恐ろしいまでの奥深さ
3.語源を探る面白さ
4.英会話学校について
5.短期留学を考える
6.英語で夢をみる
解説 赤松 武(外務省国際協力局政策課) -
極めてロジカルに英会話習得のための学習法を語った内容。
勉強を継続させるために内発的モチベーションに着目。
その一環で、ヒトリゴトによる英会話学習法に言及している。
そのやり方はやってみないと評価出来ないが、
1言語1人格という考え方には妙に納得。
英語というツールを通じて、新しい友人に出会うことはもちろん、
新しい自分に出会うためにも、引き続き努力したい。 -
英語学習の仕方の本。
「内容語と機能語」(p.76)で書かれた、内容語(名詞や性質、動作など、それを伝えないと意味が通じない言葉、名詞・形容詞・動詞など)を聞き取ることに注意、というのは意識してみようと思った。(機能語:単語の文法的なつながりを示す言葉、前置詞・接続詞・冠詞・助動詞・代名詞be動詞など) -
この方の人材育成の本が優れていたので、こっちも面白いかも、と思い購入しました。
この方の特徴は、「とにかく勉強家でインプットが多い」というところです。様々な作家や著名人の考え方や研究結果などを引き合いに出して、多重的に論理を展開していきます。
本書も、英語をマスターすることの成果を「外国人とのコミュニケーション」だけに置くのではなく、「第二言語を発達させることで生まれるもうひとりの自分(アルターエゴ)によって村上春樹のような思考回路を手に入れること」としていいます。
アウトプットの手段を英作文ではなく「ヒトリゴト」とするなど、学び方も含めて非常に新鮮なアプローチを取っていました。
読み物としても十分に面白いです。 -
英語で一番難しいのはスピーキング。読み書きは時間を稼ぐことが出来るから。ヒトリゴトのやり方。まず簡単な英単語を英語で説明する。次に英英辞典の説明と比較する。英英辞典の説明をヒトリゴトする。アメリカ大統領の就任演説も勉強になる。
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経営コンサルタント?である筆者の方法論に基づく英語学習本。学習方法自体より、面白く読ませ納得させる方法論に長けている。
巻末の長い解説に内容がまとめられているが、要は、「1言語1人格という前提で、英語で思考する別の自分(アルターエゴ)の形成を目指す。」ということ。
具体的な方法としては、
・ある単語の定義の英語での説明し、その苦しい試みを英英辞典の内容と比較する。
・大統領演説を一週間ツブヤキ続ける。 テキストをプリントし、内容語と機能語に分け、内容語は強く、機能語(中国語では虚詞というそうだ)は弱く発音する。
そこから後は、参考にする人はすればいい、どうでもいい内容という気がする。