「51歳の左遷」からすべては始まった (PHP新書 609)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569709581

作品紹介・あらすじ

プロサッカー「Jリーグ」を誕生させ、日本をW杯の常連国にまで成長させた功労者・川淵三郎キャプテン。その類まれなリーダーシップは、なぜ発揮できたのか?一度はサッカー界から身を引くつもりだった人生に、何が起きたのか?その転機は、意外にもサラリーマン時代の左遷人事にあった。五十歳をすぎて味わった挫折。それから二十年、人生後半に賭けた新たな夢とは-。かつて「独裁者」と呼ばれ革命を起こした男が、サラリーマン時代の失敗談から、家族との交流までを包み隠さず明かした体験的リーダー論。

感想・レビュー・書評

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  • この人は、本当にキャプテンだなぁと思う。自分にも他人にも厳しい人。ちょっと息が詰まるところもありそうだけれど、チームをけん引するということは厳しさも必要なのだろう。川淵キャプテンには、信念と覚悟がある。そして、夢がる。それぞれがブレない。これだけブレないと、変な信念や覚悟だったらまわりは迷惑かもしれないけど。個人においても組織においても信念や覚悟があることは素晴らしいことだと思う。でも、オイラはそれよりもブレないことに感心する。オイラだったら、信念や覚悟があっても、自分の都合でそれに反することを多かれ少なかれ犯す。信念や覚悟は嘘でも語ることができても、常にブレないことは難しい。川淵キャプテンはまさにそこに長けていると思う。方向を間違うとヤバい人になるのかもしれないけど、そんなの紙一重なのだろう。川淵キャプテンはきっと生涯、いい体幹をキープしているんだと思う。健全なカラダに健全なココロが宿る、とオイラは信じる。

  • サラリーマン時代の経験を基に、川淵キャプテンが当時何を考えていたかは(各エピソードを通して)伝わってくる。一方、ビジネス書的「(サラリーマン的)リーダー論」として読むと至って普通な印象。

  • 川淵チェアマンがサラリーマンとしても頑張っていたということは知らなかった。
    サラリーマン時代の経験がJリーグ運営に役立ったのは想像できる。
    酒で慰労せず、素面で褒めるというのは同意する。
    他の書評から期待が大きかったので星3つだが、意外な人となりがわかる良著。

  • 時間切れで読み終えられず。
    (本の趣旨とは全く関係ないのですが、)出向って左遷なんだ、と。受け入れ側の気持ちを考えると、寂しくなった。

  •  言わずと知れた日本サッカー協会の名誉会長「川淵 三郎 氏」の著書です。 サブタイトルは「大逆転のリーダーシップ論」です。51歳の時、左遷されたのをきっかけに、順調に出世した場合と全く異なる人生を歩んできた川淵キャプテンの「リーダーは、組織全体のスピードアップのために良き独裁者とならなければならない」など、人生哲学が込められた本です。 川淵キャプテンも、気持ちが沈む時があったようですが、左遷された境遇でしか経験できない仕事を通して着実に力量を磨き、その後の人生に活かしてきたようです。

  • 東日本大震災後の復興チャリティで、野球界よりサッカー界の方が行動が早かった理由が、中越地震後のジーコや、協会の英断が受け継がれていることが覗われる。校庭芝生化推進は個人的にも共感できる。

  • 情熱系の本!50歳からでも大きな事を成せるためのバイタリティを養うべく日々精進!

  • 川淵キャプテンのリーダー論であり、ビジネス論。JCの講演会で聴いたほどのインパクトがなかったのが残念ですが、51歳の左遷に比べたら自分にはまだまだチャンスがあると思うことにします。

  • 川渕キャプテンのサラリーマン時代、Jリーグ発足時のネベツネとの戦い、今後の日本のサッカーの戦略など、興味深く読むことができた。

    でも、いまいち読み終わった後に残るものはないのが残念。

  • 川渕キャプテンの自伝 日本サッカー中興の祖 頭が下がります

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著者プロフィール

川淵三郎(かわぶち・さぶろう)1936年生まれ。大阪府堺市の三国丘高校から早稲田大学、古河電工でプレー。64年東京五輪日本代表。72年に古河電工サッカー部の監督に就任し、日本代表監督も担う。88年にJSL総務主事となり91年にJリーグを設立、初代チェアマンに。日本サッカー協会会長(キャプテン)、日本バスケットボール協会と2つの競技団体で会長を歴任した。21年東京オリンピック・パラリンピック選手村村長。現・日本トップリーグ連携機構会長。

「2023年 『キャプテン!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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