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- Amazon.co.jp ・本 (762ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569760971
作品紹介・あらすじ
江戸中期に深刻な財政難と人倫の乱れに直面した会津藩を、数々の施策によって再建した中興の名家老・田中玄宰の一生を描く歴史長編。
感想・レビュー・書評
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会津藩校日新館の創始者として有名な、家老の田中玄宰の本。ものすごい長編。玄宰の伝記だけではなくて当時の徳川幕府の状況や会津藩の状況が詳しく分かる。今、会津若松が一大観光地になっているのはこの人の偉業のおかげなんだな。
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会津藩の藩政改革に尽力した家老・田中玄宰。読み物としては、最初は優等生物語だな〜と淡々と読んだが後半のダイナミックな改革が進んでいくのが気持ちよい。一代でよくぞここまで…と感服です。
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「若様の冒険譚」的な物語が、何時の間にか「時代と闘う指導者の物語」になって行く本作だが、色々と学ぶことが出来るものを含んでいるように思えた…
付け加えると、本作は「江戸時代の大名家の雰囲気」とか「地方の上級武士の日常」というようなものを一定程度伝える資料的価値をも有するかもしれない…
本作はなかなかに面白い1冊で、お奨めだ!!
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