吉原花魁(おいらん)事件帖 青楼(せいろう)の華 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569768427

作品紹介・あらすじ

消えた香炉の行方、不可解な文が添えられた料理の注文……。江戸の不夜城・吉原で相次ぐ事件を花魁の頂点に立つ華舞が鮮やかに解く時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 吉原の最高位の遊女・お職である華舞の物語。五つの話からなる連作短編の形をとる。勧善懲悪的なところがあり読後感は悪くないが、遊女モノにしてはドロドロさが無く、淡白である。他の遊女の身請けで話が終わるのは意外。続編あるかな?

  • 2019.09.28

  • 花魁が主人公ですが、苦界と言えるような苦しみや、ドロドロした感情は描かれていないため、軽いタッチで読みやすい。
    ただその分花魁物として読むと薄い印象。
    恋愛も薄っすらしていて欲望とは無縁。江戸時代の軽い事件物になってます。

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著者プロフィール

1969年生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。2016年『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』で時代小説を志し、心あたたまる料理描写で多くの読者を魅了した。2021年、料理屋を切り盛りする女三代を描いた「はないちもんめ」(現在7作品)で、第10回日本歴史時代作家協会賞《シリーズ賞》を受賞。近著に『食いだおれ同心』(以上、祥伝社文庫刊)などがある。

「2021年 『つごもり淡雪そば 冬花の出前草紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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