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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569768816
感想・レビュー・書評
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コンビニもない不便な街で大切に営まれていた書店。店長は入院、孫は一人、やってきた書店員は心に傷を負っていた。一冊の本を巡る書店員らの活動がやがて書店や本の希望となるのか。作者らしいファンタジー要素もありながらも現実の書店の悲鳴が描かれている。
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帯に、見覚えのあるコピーを見つけて、それだけで
店内なのにうるっときそうになる。
上下巻を並べると、お互いに大事な本を差し出して、
受け取っているような表紙の美しさ。
1冊の本が、まず、一整の心を動かして、やがて
みんなの心に届く。
終盤の作者さんのその1冊に込めた想いにまた
胸が熱くなって。
そこにやってきたなるるの言葉に涙が止まらなくなる。
こんな優しい美しい世界の住人みたいに優しくなりたい。