桜風堂ものがたり(下) (PHP文芸文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569768816

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  • コンビニもない不便な街で大切に営まれていた書店。店長は入院、孫は一人、やってきた書店員は心に傷を負っていた。一冊の本を巡る書店員らの活動がやがて書店や本の希望となるのか。作者らしいファンタジー要素もありながらも現実の書店の悲鳴が描かれている。

  • 帯に、見覚えのあるコピーを見つけて、それだけで
    店内なのにうるっときそうになる。
    上下巻を並べると、お互いに大事な本を差し出して、
    受け取っているような表紙の美しさ。
    1冊の本が、まず、一整の心を動かして、やがて
    みんなの心に届く。
    終盤の作者さんのその1冊に込めた想いにまた
    胸が熱くなって。
    そこにやってきたなるるの言葉に涙が止まらなくなる。
    こんな優しい美しい世界の住人みたいに優しくなりたい。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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