「戦う組織」の作り方 (PHPビジネス新書 100)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569770369

感想・レビュー・書評

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  • 気に入った言葉
    ・経営者として、会社の理念を定着させるのが使命であり、3か月に1回、直接経営者が訴え、定着させていく。
    ・会社とは理念集団である。
    ・伸びる人間は、自分で考え、挑戦をして、失敗をし、また挑戦して乗り越えで成長する。
    ・現在の自分のポジションより1つ高い位置から自分自身をみつめる。

  • やっぱりワタミはいい会社だし、渡邉さんのこと本当に尊敬する。
    秀吉型の夢の持ち方に納得なのと、想像力と仮設力についてが印象的でした。

  • リーダーの心構えを記した書。人を見る目を養うには,人事でも仮説→検証を繰り返すというのは,指摘されれば当たり前だけど,できてなかった。

  • 【内容】
    業績絶好調の中、あえて社長の座を退き会長に就任する著者。その理由は、「一〇〇年続く組織を作り上げる」という壮大なものだった!本書は、ワタミ創業者がそのリーダー論・組織論について余すところなく語るもの。組織の作り方から人材の育て方、そしてリーダーに求められる覚悟まで、「厳しくも活気溢れる」組織作りの秘訣を説く。(「BOOK」データベースより)

    【感想】
     もう一度、劇団運営について考えようと想い読んだ一冊。ワタミ創業者の渡邉会長による組織論。リーダー論である。
     ワタミがこれだけの大きな組織となった理由は、壮大で明確な理念。「人」を育てる重要性の認識。リーダーの覚悟。これらがあったことという印象を受ける。

     「環境ときっかけを提供するのがリーダーの役目」「人は勝手に育つもの。伸びる人間は、自分で考え、挑戦して失敗し、また挑戦して壁を越えながら、自分で成長していくものだ(P84)」
     「「自分たちだからできること」を必死に考える。(P42)」、そしてそれを「諦めずに理念を訴え続けるのもトップの仕事(P43)」

     このあたりは、組織論として、なるほどと納得した。

     「自分の器を大きくする「思考の三原則」 (1)目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること。(2)資質や能力をできるだけ多角的、全面的にみること。(3)表面的な現象にとらわれるのでなく、なぜそうなっているか、根本原因を考えること)(P98)」。
     「若いうちから鍛えておくべき能力=「想像力」「仮説力」(P155)」

     このあたりは、自分を高めるために、生かしたい。

  • リーダーシップ持論です。ビジョンを大切に思いを込めて人を育てる、もちろんそれは甘やかすことではない、といった主張。確かにその通りだと感じる一方で、これを実行しようとすると、本当に会社一本勝負になっちゃいそうだなぁとも感じました

  • 時に綺麗事に聞こえるかもしれなくても、ビジョンが明確。

  • ワタミ創業者の渡邉会長が、リーダー論・組織論について
    語った本。
    「地球上で一番のありがとうを集めるグループになろう」、
    これがワタミが大事にしている企業価値だそうです。
    同じ居酒屋チェーンでも「世界の山ちゃん」とは違いますね。
    ワタミの理念も素敵です。

    「つぼ八」店長からスタートして、一部上場、農業・介護・
    教育などへの業務多角化。事業を牽引してきたのは、まぎれも
    なく、渡邉会長のリーダーシップあってのものでしょうね。
    この本を読んで感じたのは、何より渡邉会長の志の強さと成長
    への貪欲さでした。ものすごく勉強家なんだろうと思います。

    以下、この本を読んで心に残った&共感したポイントです。

    ・諦めずに理念を訴え続けるのもトップの仕事。「気と気の
     勝負」で想いを相手に伝えていくしかない。それが経営者
     の使命。
    ・存在対効果:自分がこの社会に存在していることの効果を
     最大限発揮する
    ・硬直化した組織において、メンバーの意識を変えようとする
     なら覚悟を迫るしかない。土壇場まで追い込まれないと、
     人は変われないもの。
    ・人は勝手に育つもの。伸びる人間は、自分で考え、挑戦して
     失敗し、また挑戦して壁を乗り越えながら、自分で成長して
     いくもの。その環境ときっかけを提供するのがリーダーの役目。
     伸びる資質を持った部下を、自分よりも優秀なビジネスパーソン
     に伸ばしていくのがリーダーの大事な役割。
    ・120%成長論:今の仕事に100%のエネルギーを投入、
     更にエネルギーの20%を明日の仕事に使う。伸びる人は、
     自分のキャパシティをこえる課題をいつも自分に与え挑戦する。
    ・自らビジネスモデルを描くために鍛えるべき能力は、「想像力」
     と「仮説力」

  •  ワタミの創業者である著者が自分の経験に基づいて組織とリーダーについて語っている。「人は経営資源ではない」とか、けっこう立派なことを言っている。この本だけ判断するなら、ワタミって良い会社なんだけどねー。 
     色々と批判されることも多いワタミだけど、この本は読みやすいし、なかなかためになることが書いてある。でも、著者の主張を裏付けるデータが欲しかったな。これがあると、主張の信頼性が高まるのに。

  • この人は人間的にはどうかという個人的な想いはさておき、書いてある内容は素晴らしかった。所々出てくるサッカー・野球選手の喩えも秀逸。中堅職員として上司と後輩の間で悩む立場からしてもいろいろ考えさせられる。

  • 組織構築の上でリーダーの役割とは?

    →部下に環境ときっかけを与える
    適材適所が大事

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著者プロフィール

ワタミ株式会社代表取締役会長兼社長
学校法人郁文館夢学園 理事長兼校長
元参議院議員

明治大学商学部卒。
ワタミグループ創業者。「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」という理念のもと、外食・宅食・農業・環境等の事業を展開し、「独自の6次産業モデル」を構築。実名企業小説「青年社長 上・下」「新青年社長 上・下」(高杉良著)の実在モデルでもある。
政府教育再生会議委員、神奈川県教育委員会教育委員などを歴任。教育者としての顔も持つ。

「公益財団法人School Aid Japan」代表理事としてカンボジア・ネパール・バングラデシュでの学校建設(333校)・孤児院運営を行う。「公益財団法人みんなの夢をかなえる会」代表理事として、実践経営塾「渡美塾」や「みんなの夢AWARD」を主宰し起業家を育成。「公益財団法人Save Earth Foundation」代表理事として、限りある自然資源を有効利用し持続可能な循環型社会づくりにも取り組む。

「2022年 『論語に学ぶ我が子の夢の叶え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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