- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569772899
作品紹介・あらすじ
与えすぎが子どもをダメにする!モノにせよ、教育にせよ、愛情にせよ、子どもに与えすぎてはいけないということです。これは現在の豊な社会においてとりわけ大切な子育ての心構えです。確かに、子どものときから「与えられて」才能を伸ばした成功者がいることは事実ですが、彼らは同時に、幼少時代に「ガマンすること」と「努力すること」を身につけていました。「与えすぎ」はガマンする力を奪います。肥料を与えすぎた植物が根腐れを起こすように、「与えすぎ」は「与えなさすぎ」と同じほど危険なのです。
感想・レビュー・書評
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もう少し説得力のある内容であって欲しかったが、結局子育ては自分の判断と責任なのだから、やはり本を読んで解決策があるはずはない、と改めて実感。
読みながら多少は共感できる部分、全く共感できない部分はあったものの、今となってはその具体的な内容すら思い出せない。つまり、毒にも得にもならなかったという事か。あ、唯一「今の親は、xxが良いとなると極端にそれに走る。本書でもこう書いてあるからと言って、全くやってはダメと言っているのではない」との一文は印象に残ったし、戒めにもなった。確かに余裕がなく子育てをしていると、時々「こう書いてあったから」と頑なにそれを守ろうとした自分がいた。それはやめようと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっと早くに出会いたかった。
3歳過ぎてからはどう我慢するを育てていくべきなのだろうか? -
世のお母さん方はそんなに必死に抱っこしてるのかと驚いた。
なんというか、ちょっと極端でちょっと無理やりが多かったかな。
抱っこするかどうかが問題なんじゃなくて、母親が無理をして子どもに悪影響が及ぶかどうかが問題なのであって、抱っこが苦痛じゃないならいくらでもしてあげればいいと思うし、添い寝も沿い乳もそれとしつけ(ワガママ、癇癪、自立等)とは全く関係ないと思うけどなあ。
あ、あと早くから保育園入れろとか。
それはほっといたれよと思った。
別に保育園入れやな社会性身につかないわけじゃないやろに。
やっぱ書いてることが極端で、つい反論したくなってしまう本やった。
あと、昔はもっと放っておいたって書いてたけど、昔は一日中おんぶして仕事してたんじゃ?とか、近所の助け合いとか祖父母とか、今よりたくさん構ってもらえてたんじゃないのかなあ?と思った。 -
1歳3ヶ月の娘と格闘中の、一応の経験者として、非常に共感でき、納得もできる内容。実母と近い考えで、産院などで一般的に言われる子育ての方法と逆。今なら間違いなくこうする。
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育児って人によってちがうのですね
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2011.5.7 初読 市立図書館
子育ての目的が「子どもが自立できるように育てること」というのは私も同じ。
けれども、「泣けば抱っこ。添い寝」で育てた子どもが、必ずしもワガママで手に負えない子になるとは思えない。
なんでもかんでも子どもの言いなりになる甘やかしと、子どもの甘えたいと言う欲求を満たす甘えさせるということは、別だと思うし、そこをきっちり分けて考えられるなら、しつけは出来ると思うし。
小さいときに「甘えられなかった」という思いがあるほうが後々、影響出てくるんじゃないかな~と思う。
(この本には、抱っこがダメだとは書いてません。ただ、子どもが一緒に寝たいとか思ってる間は添い寝しててもいいんじゃないかな~と思う。)
うちの息子は現在2歳で、活発で好奇心旺盛なヤンチャ坊主です。
でも、ダメなことはダメってしつけしてるし、わりとそういうことは分かってるし。
なるほどな~って納得できることも多いけど、「泣けば抱っこ、添い寝」はだめって決め付けるのはイヤだな~って思った。
「幼児の言動が、彼らが14歳になったときもやるだろうか、もしそうなら叱るべきであり、そうでないなら必要でない」 -
これまでの子育て観をひっくり返される内容でした。赤ちゃんが泣いたらすぐ抱っこするのは抱っこ癖が付くから良くないって言われてたけど実はそうじゃなくてしっかり抱っこしてあげてちゃんと愛情を伝えるのが情緒教育には良いのですよ、という説に真っ向から反論を投げかけています。そんなことしてるからいつまでたっても自立できない駄々っ子が育つんだよと。子供って親が生きがいの対象にするようなもんじゃない。子供をしっかりと自立できる人間に育てること、それが親の責務なんだなあと痛感。子供の自立、そこを目的に置いたとたん、これまでの子育て方針がガラガラと音を立てて崩れて親として何をするべきかが少し見えてきた。
「ラクは苦のタネ、苦はラクのタネ」
なかなか説得力のある本でした。 -
全ては納得いかないけど、「小さから」と甘やかすのはダメだな、と考えさせられました。